旅先カメラを搭載したミドルハイレンジ「HONOR 300」シリーズ登場

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2025年02月11日 10:20  ITmedia Mobile

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HONOR 300 Ultra、HONOR 300 Pro、HONOR 300

 HONORから「HONOR 300」シリーズ3機種が中国で登場しました。HONORの数字3桁モデルは、ミドルハイレンジで手ごろな価格が売りの製品です。今回はシリーズ初のペリスコープカメラモデルも登場し、“旅先カメラ”として女性層を狙った製品になっています。


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 シリーズ3モデルのうち、HONOR 300はプロセッサがSnapdragn 7 Gen 3、HONOR 300 ProとHONOR 300 UltraはSnapdragon 8 Gen 3を搭載します。上位2モデルは1年前のハイエンドモデル相当の性能なわけです。どちらも6.78型(2700×1224ピクセル、4000ニト)のディスプレイを搭載しており、基本性能は同等です。インカメラが5000万画素+深度測定となっており、自撮りでも美しいボケを表現できます。


 HONOR 300 Ultraの背面はかなり独特な仕上げです。ホワイトモデルは花びらイメージしたモールド構造になっており、さりげない美しさを見せるだけではなく滑り止め効果ももたらせています。なおバッテリー容量は5300mAh、100Wの有線、80Wの無線充電に対応します。


 カメラについて、5000万画素の広角と1200万画素の超広角はHONOR 300 Proと同じものを搭載しています。HONOR 300 Ultraは望遠に5000万画素のペリスコープ式3.8倍を搭載しており、最大100倍望遠にも対応しています。これで遠くの風景の気になったシーンも納められるでしょう。一方で、カメラフレームには「Portrait Master」とあるように、望遠カメラはポートレート撮影にも優位であることをアピールしています。


 本体サイズは約163.8(幅)×75.3(奥行き)×8.2(高さ)mm、重さ約198gです。なお、ベーシックな背面仕上げのブラックモデルは約199gです。このあと紹介するHONOR 300 Proもサイズは同じ、重量は199gとなります。


 OSはHONOR独自のMagicOS 9(Android 15ベース)を搭載しています。MagicOSはHUAWEI時代のEMUIと似通った機能が多くありますが、HUAWEIが次世代OS「HarmonyOS NEST」に移行する中、HONORはOSをどのようにアップデートさせていくのか気になります。


 カメラは中国の販売店で簡単に触った程度ですが、3.8倍望遠は100mm相当であり、若干長めのポートレート用といったところ。人物撮影はいい感じに撮れます。100倍望遠は記録用としても十分。「旅先カメラ」という売り方はうまいと感じます。


 HONOR 300 Proも簡単に紹介します。フロント面のデザインは同じ、背面は同じホワイトモデルでもデザインを変えており、カメラ部分を囲うようなスリットを入れることで、握りやすさとアクセントを付けています。実際に手に持ってみるとわずかな引っ掛かりですが、指先で本体をうまく保持できると感じました。


 カメラは望遠が5000万画素の3倍ですが、ペリスコープではありません。HONOR数字3桁シリーズでペリスコープ初搭載は上位モデルのUltraだけとして、性能差を生み出しているわけです。なお、カメラフレームのPortrait Masterの文字は赤ではなくフレームにモールドされており、控えめになっています。


 ミドルレンジクラスのモデルは他社も年に2回のモデルチェンジを行っており競争は激しくなっています。HONORは300シリーズを女性向けの旅用カメラフォンとして売り込むことで差別化を図ろうとしているのです。



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