アーセナルに激震…ハムストリング負傷のハヴァーツに今季絶望の可能性、前線は3人のみに？

　アーセナルに所属するドイツ代表FWカイ・ハヴァーツに長期離脱の可能性が浮上したようだ。12日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。

　現地時間5日に行われたニューカッスルとのカラバオカップ準決勝セカンドレグ後、温暖な気候のドバイでキャンプを張っていたアーセナルだが、トレーニング中にハヴァーツが負傷。報道によると、同選手はハムストリングを断裂した可能性が高く、今シーズンの残り全試合を欠場する見込みとのこと。現時点で手術を受けるか否かは未定だが、2025−26シーズンに向けて回復に努めるものと見られている。

　現在25歳のハヴァーツは一昨年夏にチェルシーからアーセナルへ完全移籍で加入した。当初は左インサイドハーフとして起用され、適応に苦戦したが、センターフォワード（CF）定着後は攻撃の核としてチームを牽引。初年度から公式戦51試合出場14ゴール7アシストという成績を残し、今シーズンもここまで公式戦34試合で15ゴール5アシストをマークしている。

　シーズン開幕直後から主力の相次ぐ負傷離脱に苦しんでいるアーセナルだが、現在はイングランド代表FWブカヨ・サカが戦列を離れているほか、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスは左ひざ前十字じん帯損傷により残り試合の欠場が濃厚。さらに、直近の試合で負傷したブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリも数週間の離脱が予想るれるなど、前線に多くの負傷者を抱えている。

　仮にハヴァーツまでも長期離脱となれば、トップチームで継続的に出場機会を得ているアタッカーは、U−21イングランド代表MFイーサン・ヌワネリ、ベルギー代表FWレアンドロ・トロサール、イングランド代表FWラヒーム・スターリングの3人のみとなる。

　今冬の移籍市場では前線の補強が噂されていたが、新戦力は0人。「7」ポイント差で首位を走るリヴァプールを逆転するために、今後は負けられない戦いが続くが、主力アタッカーの多くを欠いた状態でシーズン終盤を戦うこととなりそうだ。