大荒れの展開となった“マージーサイド・ダービー” [写真]=Getty Images リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、エヴァートン戦を振り返った。12日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
プレミアリーグ第15節延期分が12日に行われ、リヴァプールは敵地でエヴァートンと対戦。11分に先制点を奪われたものの、16分にアレクシス・マック・アリスターのヘディング弾で追いつくと、73分にはモハメド・サラーが勝ち越しゴールを決めた。しかし、終了間際の90+8分に同点弾を許し、2−2のドローに終わった。
劇的な展開で“マージーサイド・ダービー”が終了したこともあり、エヴァートンMFアブドゥライェ・ドゥクレがリヴァプールファンを挑発するようなセレブレーションを見せたことにカーティス・ジョーンズが激怒し、ドゥクレを突き飛ばしたことで両チーム激しい衝突も起きる事態となった。
この結果、試合終了後ながら、マイケル・オリヴァー主審はドゥクレとC・ジョーンズには2枚目のイエローカードを提示して退場としたほか、リヴァプールのアルネ・スロット監督とアシスタントのシプケ・フルスホフ氏にもレッドカードを提示するなど、大荒れな展開で終わった。
試合後、ファン・ダイクはイギリスメディア『TNT Sports』で「彼らがゴールを祝っていたのを見ていた。彼らには祝福する権利があるからね」と振り返りながら、大混乱となった経緯については次のように語った。
「アブドゥライェ・ドゥクレはファンを挑発したかったんだと思う。私が見たのはそういうことだったし、カーティス・ジョーンズはそれが正しいことではないと思った。そして、ちょっとした争いが起きたら、どうなるかは見ての通りだ」
「審判が試合をコントロールできていたとは思えない。両チームともそれに対処しなければならなかった。これは彼らのカップ戦決勝のようなものだった。特定のチャレンジがファウルとされたのに、同様のことがそうではないとされた点もあり、審判は試合に大きな影響を与えたと思う」
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