「イノセンス」20周年上映の予告、大塚明夫が田中敦子の言葉を引用してコメント寄せる

劇場アニメ「イノセンス」の公開20周年を記念して2週間限定で同時公開される「イノセンス 4Kリマスター版」「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版」の予告映像が到着した。

【動画】4Kリマスター映像を使用した予告映像

同時公開は2月28日より東京・TOHOシネマズ日比谷ほかにて実施。「イノセンス」の4Kリマスター版が劇場上映されるのは今回が初となる。予告映像にも4Kリマスター映像を使用。川井憲次の劇伴に合わせて映像美を楽しめる内容になっている。ラストには「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の主人公である少佐こと草薙素子とバトーが「久しぶりだな 少佐」、「変わってないわね」と会話する再会シーンが収められた。

またバトー役の大塚明夫からコメントも到着。大塚は「草薙素子役を務めた田中敦子氏が『義体化出来ればいいのに…』と呟いていたのを思い出します。加齢による肉体の劣化が招くパフォーマンスの低下は演者にとって恐怖でしかありませんが、まだまだ義体化は叶わなそう…。手入れをしながら芸を磨いてまいります！イノセンス、是非大画面でお楽しみください」と2024年に亡くなった田中敦子の言葉を引用して、20周年を振り返った。

士郎正宗「攻殻機動隊」を原作とし、監督の押井守によって映画化された「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」と「イノセンス」。1995年の劇場公開の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」では、西暦2029年を舞台に高度に発達したネットワーク社会において多発するコンピューター犯罪、サイバーテロなどに対抗するため結成された非公認の超法規特殊部隊・公安9課の草薙素子とバトーの活躍が描かれた。「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の続編として、3年後の2032年を舞台にした「イノセンス」ではバトーを中心とした物語が展開される。

■ 大塚明夫（バトー役）コメント
イノセンス公開。あれから20年の月日が流れたのかと思うと人生の短さを実感します。当時私は45歳。たくさんの出来事、さまざまな紆余曲折を経て65歳になりました。己が人生のありようがこんなにも変わるものかと呆然としております。亡くなってしまいましたが、草薙素子役を務めた田中敦子氏が「義体化出来ればいいのに…」と呟いていたのを思い出します。加齢による肉体の劣化が招くパフォーマンスの低下は演者にとって恐怖でしかありませんが、まだまだ義体化は叶わなそう…。手入れをしながら芸を磨いてまいります！イノセンス、是非大画面でお楽しみください。