ダイソーの毛糸を使ったフリルバッグの編み方が、YouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で2万8000回視聴を突破、「かわいー!!」「天才」といった声が寄せられています。
投稿したのはYouTubeチャンネル「*.ゆくれあ.*」を運営するゆくれあさん。以前、赤いニット帽の編み方を教えてくれた方です。
●用意するもの
今回はダイソーの毛糸を使って、持ち手の長さが調整できる2WAY仕様のフリルバッグを編んでいきます。用意するのはダイソー「ソフトミックス」の白3玉、グレー3玉。その他、かぎ針(10号、8号)、とじ針、ハサミ、ヒモ通し(クリップ付きペンでも)を使います。
|
|
●本体1段目(グレー)
本体1段目を編みます。グレーの糸の糸端を少し残して人差し指と中指に巻き、10号のかぎ針を入れて引き出してくるっとねじり、鎖1目を編んで輪を作ります。
長編みの作り目を作り、輪の中にあと11目長編みを編みます(長編みは足を長く頭を小さめに編みます)。
計12目編めたら糸端を引っ張って輪を引き締め、最初に編んだ長編みの頭に針を入れて引き抜きます。
●本体2段目(グレー)
|
|
2段目は全ての目で増し目をします。1目めは長編みの作り目をするのですが、このとき、1段目の長編みの頭に針を入れます。2目めは同じ長編みの足の部分に針を入れて表引き上げ長編みを編みます。
3目めからは1つの目に長編みと表引き上げ長編みを入れ、1周24目編んでいきます。3段目は白い糸を使うので、最後の目で引き抜くときに糸を替えます。
●本体3段目(白)
3段目は2目に1回増し目をします。1目めは長編みの作り目をします(糸を替えた後は、糸端を巻き込むように編んでいきます)。
2目めは前の段で引き上げ編みをした長編みの頭に針を入れて長編み、3目めは同じ長編みの足の部分に針を入れて表引き上げ長編みを編みます(引き上げ編みの所で増し目をする感じ/糸玉につながっているグレーの糸は適当な所で切ります)。
|
|
その後も、長編み→(増し目:長編み→表引き上げ長編み)と編んで1周し、グレーの糸に替えて引き抜きます。
●本体4段目(グレー)
4段目は3目に1回増し目をします。1目めは長編みの作り目をします(糸を替えた後は、糸端を巻き込むように編んでいきます/糸玉につながっている白い糸は適当な所で切ります)。
2目めは前の段の長編みの頭に針を入れて、表引き上げ長編みを編みます。
3目めは前の段で引き上げ編みをした長編みの頭に針を入れて長編み、4目めは同じ長編みの足の部分に針を入れて表引き上げ長編みを編みます。
その後も、長編み→表引き上げ長編み→(増し目:長編み→表引き上げ長編み)と編んで1周し、白い糸に替えて引き抜きます。
●本体5段目(白)
5段目は4目に1回増し目をします。1目めは長編みの作り目をします(糸端がゆるんでいる場合は引き締めて整えます)。
2目めは前の段で引き上げ編みをした長編みの頭に針を入れて表引き上げ長編み、3目めは長編みの頭に長編みを編みます。
4目めは前の段で表引き上げ長編みをした長編みの頭に針を入れて長編み、同じ長編みの足の部分に針を入れて表引き上げ長編みを編みます。
その後も、長編み→表引き上げ長編み→長編み→(増し目:長編み→表引き上げ長編み)と繰り返し編んで1周し引き抜きます(編み地が丸まってくることがありますが、このまま進めて大丈夫です)。
●本体6段目(白)
6段目は5目に1回増し目をします。編み方は、長編み→表引き上げ長編み→長編み→(普通の長編みに)表引き上げ長編み→(増し目:長編み→表引き上げ長編み)を繰り返し編んで1周し、グレーの糸に替えて引き抜きます(白い糸は引き締めてカットします)。
●本体7段目(グレー)
7段目は6目に1回増し目をします。編み方は、長編み→表引き上げ長編み→長編み→表引き上げ長編み→長編み→(増し目:長編み→表引き上げ長編み)を繰り返し編んで1周し引き抜きます。
●本体8段目(グレー)
8段目は7目に1回増し目をします。編み方は、長編み→表引き上げ長編み→長編み→表引き上げ長編み→長編み→(普通の長編みに)表引き上げ長編み→(増し目:長編み→表引き上げ長編み)です。
繰り返し編んで1周したら糸をカットして引き抜き、最後の表引き上げ編みと、この目を含めて24目にマーカーをつけます(マーカーの間がバッグの口になります)。
●2枚をつなぎます
本体をもう1枚編んだら、2枚をつないでいきます。外表にしてマーカーの位置を合わせ、2枚をまとめてマーカーでとめ直します。
グレーの糸を用意し、手前の編み地の向こう側1本と奥の編み地の手前の1本を引き抜き、鎖編みを1回編みます(このとき、糸端を編みくるみます)。
次の目からは1目おきに糸端を編みくるみながら引き抜いていきます。マーカーの所まできたら、バッグの口の部分の長編みにも引き抜き編みをしていきます。
バッグの口の反対側まできたら、2枚の編み地を合わせて作った目に引き抜き編みをして編み地の向きを変え、残りの部分にも引き抜き編みをします(引き抜き編みをすることで口の部分のビロビロが少なくなるそうです)。
端まで来たら糸を長めにカットしてとじ針に通し、編み地と編み地をつないだ部分に針を入れて裏側で糸始末をします。
●フリル1段目(白)
2枚をつないだ部分の外側にフリルを編んでいきます。筋の部分に白い糸を通したら鎖3目で立ち上がり、糸端を編みくるみながら同じ所に長編みを計3目、次の目には2目編みます。
その後は長編み3目→長編み2目を繰り返して編んでいきます。最後は長編み2目の番ですが、ここは3目編みます。
●フリル2段目(白)
フリル1段目が終わったら鎖3目で立ち上がり、編み地を裏に向けて2段目に入ります。2段目は白い糸で1目に1目ずつ長編みを編んでいきます。
フリル3段目はグレーで編むので、長編みの最後でグレーの糸で引き抜き、白い糸はカットします。
●フリル3段目(グレー)
糸端を編みくるみながら鎖3目で立ち上がり、編み地を裏に向けます。2目めは表引き上げ長編みを編みます。その後は長編み→表引き上げ長編みを交互に編んでいき、端まで来たら糸を切って糸始末をします。
反対側の編み地の筋にも同じようにフリルを編みます。両面にフリルが付くと、とてもかわいくなりました。
●持ち手の外側を作ります(グレー)
持ち手は外側がグレー、内側が白の二重構造で、長さを調節できるようにします。
糸端を50センチくらい残して結び目を作り、鎖編みを100目編んでいきます(動画では120目と言っていますが、概要欄で100目に訂正しています)。編み終わりの長さは約80センチです。
鎖2目で立ち上がり、針から数えて3つ目の裏山から端まで長編みを編んでいきます。同様に長編みを繰り返し、全部で5段編みます。
編み地を半分に折ってつないでいきます。まず小さな立ち上がりを1つ編み、左手にかけている糸(これから編む糸)が編み地と編み地の間にくるようにして、手前の編み地の内側、奥の編み地の内側に上から針を入れ、糸をかけて引き抜いて端まで行きます(少しやりにくいので、やりやすい角度を探すといいそうです)。
●持ち手の内側を作ります(白)
持ち手の内側に通すヒモを白い糸で編みます。編み針を8号に替えて少しきつめの鎖編みで、持ち手外側の2倍くらいの長さまで編みます。
編みあがったヒモはクリップ付きのペンなどを使って持ち手の中に通していきます(マスキングテープで引っ掛かりをなくすとスムーズです)。反対の端まで行ったら長編みの上下に通して(引っ掛けるようにして)Uターンします。
元の位置に戻ったらペンを外して形を整え、長編み5目分くらい戻ったところからヒモの端を出して、邪魔にならないようにマーカーでとめておきます(5目分は縫い代になります)。
●持ち手を取り付けます
バッグ本体に持ち手を付けます。グレーの糸の糸端をとじ針に通し、ヒモが出ている部分をバッグの外側になるようにして、バッグ内側のフリルとフリルの間に縫い付けて行きます。縫うときは持ち手の幅を縮める感じで、先ほど通したヒモや裏側に縫い付けないように気を付けてください。
持ち手にねじれがないようにして、反対側の端も縫い付けます。このとき、長編みに通したヒモにもしっかり針を通してバッグ本体に縫い付けます。
持ち手が付いたら中のヒモを引っ張って長さを調整し、余ったヒモはリボン結びをします。
糸始末をして形を整えたらフリルバッグの完成です。
ボリューミーなフリルと長さ調節できる持ち手がポイントの今回のバッグ。コメント欄には「かわいいですね! はやく編んで使いたいです」「真っ黒で作りたいと思います」「5段目から6段目になるときの引き上げ編みと長編みの交互の調整がスッキリして感動してました」といった声が寄せられています。
ゆくれあさんは、InstagramやX(Twitter)でも編み物の情報を発信中。別の日のYouTube投稿では、ウツボソックスやパプコーンマフラーなど、楽しくてかわいい作品を見ることができます。
画像提供:YouTubeチャンネル「*.ゆくれあ.*」
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
「災害をネタに宣伝」批判に声明(写真:ITmedia NEWS)62
マック・マクド 論争に終止符か(写真:週刊女性PRIME)137