退職金300万円をぶっ込んで世界の果てを訪れた男性の投稿が、X(Twitter)で話題です。投稿は、記事執筆時点で1410万回以上表示され、11万件を超える“いいね”を集めています。
話題の画像を投稿したのは、創業118年の老舗缶メーカー「側島製罐(そばじませいかん)」の代表・石川貴也さん。5年前、石川さんは「今行かなかったら一生後悔する」と思い立ち、前職の退職金を全て突っ込んで南極行きのチケットを予約したそうです。
片道およそ100時間かけ、南極に無事上陸。するとそこには、「別世界すぎて宇宙船から別の惑星に降りた気分」になるような、驚きの光景が広がっていました。
氷に覆われた世界を想像しがちな南極ですが、「南極大陸」という名前の通り、しっかりとした地面が広がっており、歩けることに驚いたという石川さん。南極では、海の近くは降雪量が多いものの、内陸ではほとんど雪が降らないといいます。しかしボートに乗ると、そこは一転して氷と海が広がる壮大な世界。流氷の上ではアザラシがのんびりと寝返りを打つ姿が見られます。
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さらに「ペンギンハイウェイ」では、よちよちと歩くペンギンの姿を見学。ペンギンハイウェイとは、営巣地と海をつなぐペンギンたちの専用道のことです。南極圏をゆっくりと航行していると、シャチやクジラの姿を観測。夏の南極海はエサが豊富なため、多くの海洋生物がこの地域に集まってくるそうです。
さらにドレーク海まで行くと、イルカがお見送りしてくれました。石川さんは大自然のおもてなしに感動したそうで、「環境のことも上部だけじゃなく真剣に考えるきっかけになりました」とつづっています。
この投稿に対し、コメント欄では「めっちゃスゴイ体験ですね!」「すっごくいいお金の使い方しましたね」「これは羨ましい」「まさに、宇宙よりも遠い場所」「南極って人生観変わりそうな場所ですよね」など感動する声が寄せられています。
画像提供:石川貴也さん
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