1歳の長男が卒乳したことを、涙ながらに報告するママの動画がYouTubeに投稿されました。“うれしいけど切ない”本音の吐露に多くの共感と感動が寄せられ、動画は記事執筆現在までに110万回以上再生されるなど話題になっています。
動画を投稿したのは、2児を育てるインフルエンサーの「あざみ夫婦」さん。YouTube(@azami_couple)やTikTok、Instagramで、仲良しぶりが伝わってくる家族の日常を公開しています。
●1歳の長男が卒乳した日
この日、夫・SHOEIさんが持つカメラがとらえたのは、ソファに座って静かに涙を流す妻・あざみさんの姿でした。涙の理由を尋ねると、あざみさんは泣き笑いの表情で「かーくんが卒乳しちゃった」と、1歳の長男の授乳を終えたことを伝えました。
|
|
卒乳のタイミングは、子どもの成長や家の事情によって異なるもの。離乳食の進み具合、子どもが母乳を欲しがるかどうか、ママの胸の張り具合など、さまざまな面を考慮して慎重に進める必要があります。
夫妻は以前から卒乳の計画を立てており、カレンダーにしるしを付けて卒乳の準備を進めてきました。しかし、いざそのときを迎えると、あざみさんは達成感とともに「もう2度と母乳を飲まないんだ」という喪失感に襲われたといいます。
あざみさんの脳裏によみがえったのは、生まれたばかりの小さな体で一生懸命母乳を飲むかわいい姿や、ミルクを嫌がったときも母乳だけは飲んでくれた日のこと、母乳からしか栄養を取れなかった長男があっという間に大きくなり、離乳食が始まったことなど、長男への授乳中の思い出でした。そして、これからは母乳ではなくご飯で大きくなっていくことに思いをはせると、また涙を流します。
もちろん、これまでの授乳は大変なことも多々ありました。生えかけの歯で乳首をかまれてしまったり、上手に母乳を出せずに痛みを感じたりした日もあったといいます。また、子どもが飲まなくなっても母乳が作られてしまうため、しばらくは胸の張りや痛みに耐えなくてはいけません。
「2度と赤ちゃんに母乳あげたくないなって思うんだけど……この喪失感はなんだ?」と複雑な胸中を吐露したあざみさん。3歳の長女の卒乳のときにも同じような気持ちになったことを明かしました。
|
|
そんなあざみさんも、最後には卒乳を前向きにとらえ「お酒と(体を壊したときに)薬を飲める体でありたい」「1回自分の体に戻す」と笑顔を見せました。
●ママの本音に共感続々
動画のコメント欄には多くの反響が寄せられ、過去に授乳経験のある先輩ママからは「思い出してつられ泣きしちゃった」「母乳飲んでるとこ、めっちゃかわいいんだよね」「めーちゃくちゃお気持ちわかります」と共感のコメントが集まりました。
また、「最後の授乳が終わり、1人で泣いてました。これは、母にしか分からない感覚なんだと思います」「あの時間って、本当に幸せな時間なんだよね……なんで授乳してる時の赤ちゃんってあんなに愛しいんだろうか」「噛まれて乳首から血出たり、乳腺炎になって高熱出したり本当散々だったけど、戻れるならもう一度赤ちゃんの頃の我が子に母乳あげてる時に戻りたい。それくらいあの瞬間は愛おしかった」と、自身の卒乳時のエピソードも多数寄せられています。
動画提供:YouTubeチャンネル「あざみ夫婦」さん
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。