レスター戦で2ゴールを決めたミケル・メリーノ [写真]=Getty Images アーセナルに所属するスペイン代表MFミケル・メリーノが、不慣れなストライカーでのプレーを振り返った。15日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
プレミアリーグ第25節が15日に行われ、アーセナルはレスターと対戦。0−0で迎えた81分に途中出場していたメリーノが頭で先制点を決めたほか、87分には再びメリーノが左足で追加点を挙げ、2−0で勝利を収めた。
相次ぐ負傷離脱によってセンターフォワードが不在となってしまっているアーセナル。この試合ではレアンドロ・トロサールが9番として起用されると、69分からはメリーノが最前線を務める事態となったが、見事に結果を残すことに成功した。
試合後、この活躍から離脱者が復帰するまで今後もストライカーで起用されると思うかと聞かれたメリーノは、「正直言うと、そうは思っていない。ストライカーとしてベンチから出場して2得点を決めたのは初めてだしね」と否定しつつ、次のように続けた。
「今朝、アシスタントの1人からこれが選択肢としてあると伝えられ、僕にとっては大きなニュースだった。このポジションでプレーすることはキャリアで初めてだったけど、このチームのプレースタイルでは誰もが何をすればいいかわかっているのが幸いなことだ」
「ミケル(・アルテタ)はペナルティエリア内で自分の強みを活かすようにと言ってくれた。僕は適切なタイミングで適切な場所にいた。一度もそこで練習したことはなかったけど、ピッチ上で全員が何をすべきかわかっている。戦術的に僕たちは優秀なチームなので、負傷した選手全員を真似ようとしたんだ」
一方のアルテタ監督は「ミケル(・メリーノ)はペナルティエリア内での危険察知能力と素晴らしいタイミングを持っている。落ち着いていて、素晴らしいゴールを2つ決め、さらに1、2点も決められたはずだ」と慣れないポジションで出場したメリーノに賛辞を送った。
「彼にはゴールの脅威がある。危険なところ嗅ぎ分けることができ、動きを予測することができる。特定のエリアに到着して実行するタイミングがとてもいい。私たちはさまざまな状況に直面することになるだろうが、準備はできている。こうしたシナリオを頭の中でイメージしておかなければならない」
「試合がどこにあるのか、何が求められているのかを見極めなければならない。この試合ではそれが彼だと信じていた。最も難しいことはそれを実現することだったが、彼は実現した」
「レスターがより深い位置で守備を始めたため、彼にとってはより有利になり始めていたと思う。その時間帯に勢いを強め、セットプレーも増やすことができた。そして、私たちは彼が試合に影響を与えると信じていた。彼がそれをやってくれたのは幸運だったよ」
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