2位表彰台に立つ勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2025年WRC第2戦ラリー・スウェーデン 2月13日(木)から16日(日)まで、北欧スウェーデンで開催された2025年WRC世界ラリー選手権の第2戦『ラリー・スウェーデン』は、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合優勝を飾った。
今季初勝利を飾ったエバンスに続く総合2位には、日本人ラリードライバーの勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が入っている。
ふたりの僚友同士が激しい優勝争いが繰り広げた結果、2戦連続のワン・ツーフィニッシュを手にしたTGR-WRTは、マニュファクチャラー選手権でふたたび60ポイントを加算し、2番手のヒョンデ・シェル・モービスWRTに対して早くも48ポイントの差を築いた。
この活躍に際し、TGR-WRTの豊田章男会長がコメントを発表している。WRCラリー・スウェーデン後のコメント全文は以下のとおりだ。
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トップ5が10秒差のなかにいて、そこに我々のGRヤリスが3台いる。その上位2台はエルフィンと貴元。2人の差はわずか3秒。そこに続くドライバーはカッレも含む歴代チャンピオンの3台…。最終日の朝をこんな状態で迎えた今年のラリースウェーデンは最高に興奮するラリーでした。そんなラリーを最後まで走り抜いて勝ってくれたエルフィンとスコット、優勝おめでとう! ここ数年、スウェーデンでのエルフィンは悔しい結果ばかりだったと思うので、勝てて本当によかった!
貴元も2位おめでとう! 悔しさはまだまだ残ると思うけど、自分の中で何かが切り替わるラリーになっていたらいいなと思います。次はサファリラリー、「どんなことがあってもゴールに帰ってくる」貴元らしいラリーを頼みます。
エルフィンも貴元も、パワーステージの走りは素晴らしかった! 本当に興奮しました。最高の走りです。最高のワンツーフィニッシュをありがとう! チームのみんなも最後までドライバーが気持ちよく戦えるクルマづくりをありがとう!
ここから3戦はヤリ・マティ代表がチームを離れ、ユハ・カンクネン代表代行がチームをリードします。カンクネン代表代行の初戦は、過去にユハ自身が3勝している縁の深いラリー。ユハさん、みんなのことをよろしくお願いします。チームのみんなも代表代行の初戦を盛り上げていきましょう! ヤリ-マティは一旦ドライバーに復帰ですね。来月からはじまるヒストリックラリーへの参戦にまずは集中してください。セリカのストーリーづくりをよろしく頼みます。
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team会長
豊田 章男