「今回このような結果になってしまったこと、心より申し訳なく思っています」
2月12日、驚きの報が飛び込んできた。KAT-TUNが3月いっぱいをもって解散すると発表されたのだ。
亀梨和也(38)は14日、有料会員向けのブログで冒頭のようにコメント。解散は、長い時間のなかで至った結論だった。
「KAT-TUNは01年に結成し、06年にCDデビュー。デビュー曲の『Real Face』はミリオンセラーを達成しました。
09年には8日間連続で東京ドーム公演を開催。これは史上初のことで、現在でも記録は破られていません。デビュー以降、CDはシングル・アルバムともに全作オリコンチャ―ト週間1位を獲得。人気はとどまるところを知りませんでした」(音楽関係者)
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瞬く間に栄華を極めたKAT-TUN。しかしこの間にも、すでに崩壊の予兆がーー。
「デビューからわずか7カ月後、赤西仁さん(40)が米・ロサンゼルスへ語学留学のため芸能活動を無期限休止。亀梨さんとの不仲も噂され、ファンに少なからず動揺を与えました。
その後赤西さんはグループに復帰しましたが、10年7月に脱退。すると“脱退ドミノ”は止まらなくなり、田中聖さん(39)、田口淳之介さん(39)も相次いでグループを離れました」(前出・音楽関係者)
6人でデビューしたKAT-TUNは、10年のうちに3人へと減ってしまったのだ。残された亀梨、上田竜也(41)、中丸雄一(41)は1年8カ月にわたってグループ活動を休止。18年1月にようやく再始動した。しかしこのころから徐々に“重圧”に苦しめられるようになる。
「CDが売れない時代ということもあって売り上げの低下は否めず、“CD全作1位”という記録が途切れる恐れが出てきました。レコード会社側は『もう1位にこだわらなくてもいいのではないか』と持ち掛けたこともありましたが、亀梨さんは拒否していました。
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この記録は彼らにとって誇りでもあり、呪縛でもありました。記録を意識するあまりタイミングを見失ってしまったようで、21年9月を最後にKAT-TUNはCDを出していません」(前出・音楽関係者)
STARTO社の発表では、約1年間の協議の末に解散という決断に至ったとされている。
「デビュー20周年を26年に控えており、節目にどのような活動をするか話し合いが必要な時期に差し掛かっていました。しかし中丸さんが女子大生との“アパホテル密会”を報じられたことも重なり、メンバーは前向きな答えを出せず“もはやこれまでか”といった絶望的な雰囲気もあったようです」(前出・音楽関係者)
■「ふだんつけている香水はつけず……」
亀梨は3月末にSTARTO社を退所して独立する。
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「独立後も、スポーツニュース番組『Going!』(日本テレビ系)への出演は続くそうです。実は亀梨さんは『Going!』関係者には事前に退所を報告していました。退所後も野球の面白さを発信していきたいという熱い思いを伝え、制作サイドも引き続き起用すると決めたといいます」(テレビ局関係者)
女性トラブルで芸能界を引退した中居正広(52)の後継者としても期待が寄せられているという。
「17年のWBCでは中居さんの後ろをついて回り、中居さんの取材を見学していました。
野球観戦が好きな中居さんとは異なり、亀梨さんは小学6年生のときに軟式の世界大会に出場したことがあるほどの野球少年。選手に技術的なことを詳しく聞けるので、“取材力は中居さん以上”ともいわれています。ふだんはつけている香水も野球の取材のときはつけず、真摯に取り組んでいます」(前出・テレビ局関係者)
とはいえ“アイドル卒業”というわけではないようだ。
「今夏にはソロで音楽イベントに出演する計画があると聞いています。スポーツキャスターとして手堅く実績を重ねつつ、ファンの前にも立ち続けたいという考えのようです」(制作関係者)
退所後のキャリアにも勝算がある亀梨。いっぽうで、ほかのメンバーの悲嘆は計り知れない。
「上田さんは解散について有料会員向けのブログで《正直 急展開で心の整理が全く出来ていません》と心境を打ち明けています。中丸さんはまだコメントを出していませんが、かつてメンバーの脱退を『身内が死ぬような感覚』と表現していましたから、解散にも苦しい思いを抱えていることでしょう。
ただ、思うようにいかないグループ活動に亀梨さんも歯がゆい思いがありました。先日、“路上キス”を撮られたSTARTO社の福田淳社長をよく思っていなかったとも報じられています。解散と退所は避けられなかったのでしょう」(前出・音楽関係者)
紆余曲折の一言では語り切れないKAT-TUNの歩み。苦しみを忘れられる日は亀梨にも来るはずだ。
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