透明なガラス容器で盆栽を育てると、4カ月後…… あまりにも幻想的な姿に「素晴らしいアート」「試してみるしかない」

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2025年02月17日 10:03  ねとらぼ

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ねとらぼ

初心者向けにテラリウム盆栽の作り方を解説

 初めてテラリウム盆栽を作る人に向けた解説動画が、YouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で、1万1000回以上再生され「作業を見ていると気持ちが落ちつきますね」などのコメントが寄せられています。


【画像】4カ月後の盆栽


 動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「苔テラリウム専門-道草ちゃんねる-」。コケのテラリウムの作り方やレイアウトテクニック、メンテナンスの方法などを発信しています。


 今回植えるのはハクチョウゲの苗木。丈夫で育てやすいため、テラリウム盆栽の初心者にオススメの植物です。


 まずは苗をポットから取り出して根をほぐします。大まかに土が取れたら水を張った容器につけて、歯ブラシなどで根を優しくこすってよく洗浄。土を落としたら、1000倍希釈した「ベンレート水和剤」に苗木全体をつけて殺菌し、根が乾かないように布で包んでおきます。


 器として使うのは、Lサイズの「滴型ガラス容器」。コケテラリウム用の土を通常よりも多めに入れ、余分な枝を切り落として形を整えたハクチョウゲの苗木を中央部に植えます。この際に土が端へ寄ってしまうので、長いピンセットとブラシを使用。苗木が動かないよう抑えながら、壁際の土を株元へ寄せます。


 飾りとして3個の青華石を苗木の周囲に設置。中心が高くなるよう土をブラシで寄せ、水を散布して全体的に湿らせます。壁面についた水を拭き取ったら、テラリウムでも育てやすい初心者向けの「アラハシラガゴケ」を用意。ピンセットでつまめるサイズに分け、下側の茶色くなっている部分を取り除きます。


 今回の動画で使っている滴型ガラス容器は縦方向に大きいため、ロングタイプのピンセットが必要です。小さく分けたアラハシラガゴケをつまみ、少しずつ株元に埋め込んでいきます。一度につまめる量は少ないため時間のかかる作業ですが、これもまたテラリウムの楽しみ。無心になって植えていきます。


 植え込み作業の途中でコケが浮いてきたら、指で上から優しく抑えます。地面全体を覆うように木や石の周りにコケを配置しますが、容器の壁面ギリギリには植えずに5ミリから10ミリほど余地を残しておきます。余地を残すことでコケがふっくらと育つのだそうです。


 ひたすらコケを植える作業が終わったら、次は川砂利を敷きます。さじですくって余地の部分に配置。コケの上に落下した物をブラシで端の方へ移動させつつ、川砂利の高さが均一になるようそろえたらテラリウム盆栽の完成です!


 動画後半ではテラリウム盆栽の管理方法も解説。水やりのタイミングや、枝の切り方などを映像で解説しています。


 コメント欄には、「作業をしているところを見ていると気持ちが落ち着きますね」「一見シンプルに見えて樹木の表情や石のつらで作品の質が別物になるのだと感じました」「すばらしい。これは試してみなくちゃ」「すばらしい芸術作品をシェアしてくれてありがとう」など、日本語や英語で感想が寄せられています。


 投稿者さんはYouTubeチャンネルの他、苔テラリウム専門オンラインショップとX(Twitter/@warannahito)、Instagram、LINEを運営中。また、苔テラリウムの中でコケと一緒に育てられる小さな植物をまとめた図鑑『テラリウムで育てる植物図鑑』が販売されています。


画像提供:YouTubeチャンネル「苔テラリウム専門-道草ちゃんねる-」さん



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