『レアル・マドリードvsマンチェスター・シティ』の記憶…ルカ・モドリッチ、13年前からの“生き証人”

0

2025年02月19日 15:32  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

2012年9月に行われたマンC戦に出場したMFモドリッチ [写真]=Getty Images
 チャンピオンズリーグ(CL)・プレーオフラウンド2ndレグが各国で行われており、19日にはレアル・マドリードとマンチェスター・シティが激突する。公式戦での対戦は14回目。これまでに幾度となく激闘を繰り広げきた両者だが、意外にも初対戦は13年前だった。そして、その試合に出場した“生き証人”が、レアル・マドリードにひとりだけいる、とスペイン紙『マルカ』が特集を組んだ。

 2012年8月29日、バルセロナと対戦したスーペルコパ・デ・エスパーニャで、MFルカ・モドリッチはレアル・マドリードでのデビューを飾ると、後にクラブ記録を更新する『28』のタイトル獲得のうち、最初のタイトルを手にした。以降は、前人未到のCL3連覇を含むビッグイヤーを計6回も掲げた他、個人としてもバロンドール賞などを受賞。40歳が見えてきたここ数シーズンはプレータイムを減らしているものの、“エル・ブランコ”の近代史において、極めて重要な選手となっている。

 そんな同選手のレアル・マドリードでのCLデビューが、2012年9月19日に行われたマンチェスター・シティ戦であり、両クラブにとってもこれが初対戦となった。試合は、マンチェスター・シティがFWエディン・ジェコの先制点でリードすると、一度追いつかれた後、85分にDFアレクサンダル・コラロヴの追加点で再び一歩前に出る。ただ、レアル・マドリードの真骨頂は、いつだって追い込まれてから。87分にFWカリム・ベンゼマのゴールで振り出しに戻し、その3分後にはFWクリスティアーノ・ロナウドがゴールネットを揺らしてスコアをひっくり返した。3−2。奇しくも、この先数年間の死闘を占ったかのような試合だった。

 あれから13年の歳月が流れた。当時はMFサミ・ケディラやMFマイケル・エッシェンらの控えに回り、73分からの途中出場だったモドリッチは、その後の活躍によってクラブレジェンドとなり、今や“白亜のシャツ”を着続けている唯一の生き残りとなっている。また、モドリッチはトッテナム時代(2008年夏〜2012年夏)を含め、マンチェスター・シティとは通算20回(8勝5分7敗)に渡って対戦しており、これはラ・リーガに所属するクラブを除くと、トップの数字とのことだ。

 CLにおいて4シーズン連続で実現した同カード。先の1stレグで、3−2と先勝したレアル・マドリードが1点のアドバンテージを持って迎える14回目の対戦は、どちらに軍配が上がるのか。勝負の鍵を握るのは、この13年間を知るルカ・モドリッチだ。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定