「今日のデートは20点」と採点してきた男性に“特大ブーメラン”をお見舞いした話/恋愛人気記事BEST

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2025年02月19日 16:00  女子SPA!

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 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2024年2月9日 記事は取材時の状況)

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 マッチングアプリを利用していると、不思議な人や「ちょっと変わっている……」と思ってしまう人に出会うこともあるものです。

 近藤沙智子さん(仮名・34歳)は、癖の強い男性とマッチング。男性の発言に怒りすら覚えたため、2回目のデートで反撃に出ました。

◆30歳を過ぎたから相手選びは妥協すべきだと思っていた

 沙智子さんは28歳の頃から、マッチングアプリを利用。20代の頃はマッチングした男性について女子会でああでもない、こうでもないと言いながら、婚活を楽しんでいました。

 しかし、一緒に婚活をしていた友達はやがて、みな結婚。気づけば、仲間内で独身なのは沙智子さんだけになってしまいました。

「いいなと思える人は何人かいましたが、結婚したいとは思えなくて。付き合って数ヶ月で別れる恋愛を繰り返していました」

 やがて、沙智子さんは親から「いい人いないの?」と聞かれるように。言葉を濁すと、「あんた、もう30歳過ぎてるんだから高望みしちゃダメだよ。ある程度のところで妥協しないと」と厳しい言葉を言われたそう。

「それを聞いて、たしかに婚活市場での自分の価値なんて想像以上に低いんだろうなと気づいたんです。顔も中身もドストライクな人を探したいだなんて、わがままだよなと思いました」

◆「結婚してもよさそう」と思える年上男性とマッチング!

 その後、沙智子さんは気持ちを新たに、本腰を入れてマッチングアプリでの婚活を行いました。

 これまでとは違って外見を重視するのではなく、相手のプロフィールやトークの内容をじっくり見て、「この人なら結婚してもよさそう」と思える人と会うようになっていったのです。

「とにかく必死でしたね。結婚したいと思えるほど素敵な人なんて、30歳を過ぎた私に興味なんて持たないのだから、妥協婚するしかないと思っていました」

 そんな時、出会ったのが3歳上の翔太さん(仮名)。翔太さんはきっちりしている性格のようで、どちらかというと大雑把な沙智子さんは自分にないものを持っていると感じ、徐々に惹かれていきました。

「デート前、数回オンラインで話したことがありましたが、誠実そうな印象を受けました。自分に自信がある感じでハキハキ話す彼の姿が、自己卑下ばかりしていた当時の私にはかっこよく見えたんです」

◆「今日のデートは20点」と言われ呆気にとられてしまう

 その後、2人は中間地点の駅で初対面。翔太さんが予約してくれた個室レストランで、ディナーデートを楽しみました。

 会話も弾み、沙智子さんは「この人のことをもっと知りたい」という気持ちになれたそう。

 しかし、解散時、翔太さんは突然「今日のデートは20点。まあ、次から頑張ってくれたらいいからね」と、思いもよらぬ言葉を口にします。

 呆気に取られた沙智子さんが固まっていると、翔太さんは「そもそも髪型がダメ。初デートなら巻き髪じゃなくて、好きな男性が多いストレートヘアにするべきだよ」や「僕と話すタイミングが被らないように配慮しないと」など、自分が気に入らなかった点を挙げ、持論を押し付けてきました。

◆苛立ちを発散!2度目のデートで行った反撃とは?

 突然のことで状況があまり理解できないまま、沙智子さんは帰宅。しかし、帰宅後、無性に腹が立ってきました。

「デート後、彼からは『君がちゃんとした大人の女性になれるように、いろいろ教えてあげるね。次、いつ会えるかな?』とLINEが来ていました。人を傷つけても平気なその態度に苛立ったので、もう一回だけ会って仕返ししてやりたいと思ったんです」

 1週間後、再び翔太さんと会った沙智子さんは待ち合わせ時、わざと数分遅刻。

「ごめんね、待たせて」と謝り、翔太さんの「うん」という返事を待ってから、「まあ、本当に大人な男性は数分間の遅刻だったら『待ってないよ。僕も今来たところだよ』って言えるんだけどね」と嫌味攻撃。

 その後も「2回目のデートにしては服装がカジュアルすぎるね」や「今の店員さんへの態度はどうかと思うよ」など、自身が気になった言動を逐一指摘しました。

 すると、翔太さんは我慢できなくなったのか、「人のことを採点するな!」と激怒。沙智子さんは「その言葉、先週のあなたにそっくりそのまま返しますよ。ちなみに、今日のデートは点数をつける気にもならないほど粗末なものでしたね」と吐き捨て、その場を去りました。

「怒りで震える彼の姿が笑えました。やり返せてよかったです。それに結婚相手は、やっぱり妥協して探すものじゃないなと思いました」

 現在、沙智子さんはおひとりさまで老後を迎えることになっても安心できるように資産形成を勉強しながら、気が向いた時だけマッチングアプリを利用。無理をしない婚活を楽しんでいます。

<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

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