欧州視察の森保一監督、佐野海舟への好印象を明かす「存在感が大きかった」

0

2025年02月19日 16:32  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

今季からマインツでプレーしている佐野海舟 [写真]=Getty Images
 日本代表を率いる森保一監督が、マインツに所属するMF佐野海舟を高く評価していることを明かした。

 現在24歳の佐野は2019年に米子北高校からFC町田ゼルビアに加入すると、2023年には鹿島アントラーズに完全移籍した。そして、昨年7月にマインツに完全移籍し、自身初の海外移籍を果たすと、今季はここまでブンデスリーガで全22試合に先発出場。走行距離でリーグ4位(254.5キロ)を記録しているほか、デュエルの勝利数ではリーグ7位(237回)を記録するなど、現在リーグ6位につけているマインツに貢献している。

 そんな佐野はすでに2023年11月に日本代表デビューを果たしており、これまで通算4試合に出場している。しかし、昨年7月にマインツへの加入発表後の同月中旬に不同意性交の容疑により国内で逮捕される騒動も発生。不起訴処分となったことで同8月1日からマインツに合流して新天地で活躍を見せているが、日本代表の活動には昨年1月から2月にかけて開催されたAFCアジアカップ2023を最後に招集されていない。

 欧州視察から帰国して空港で取材に応じた森保監督は、視察した佐野の印象について聞かれると、「チームの中心として考えられているなというところは試合を見て感じました。まずは個の責任として局面局面で、ボールの奪い合いから勝って、局面を打開していけるところから、チームの攻撃と守備のサポートもできるというところ、彼の存在感は上がってきていると思いますし、チームとしても信頼されている選手だなと感じました」と好印象を抱いたことを口にした。

 さらに、「個の局面」でも目立っていた模様で、「空中戦も、相手のアウクスブルクのトップの選手に190(センチメートル)以上の大柄な選手がいましたけど、ヘディングでやらせない。勝っている局面の方が多かったり、体格差があってもコンタクトする強さやタイミングを考えて、やらせずに勝っていくということを表現できていた」と賛辞を送りながら、次のように続けた。

「奪って攻撃の部分も、より効果的にできるように本人がチャレンジしているところも見受けられました。非常に今できる個の責任を発揮しながら、自分のプレーの幅を広げようとするチャレンジが見受けられました」

 そして、最後に日本代表で共にしてから約1年が経ったが、森保監督は「成長していると思います。そこは間違いない」と断言。「プレー強度は間違いなく上がっていますし、ボールを持った時の判断のスピード、プレー選択は上がっているなと思いました。何よりもボールを刈り取れる力が、ヨーロッパやドイツの中でもトップレベルというくらい存在感が大きかったです」と進化を遂げていることを強調した。

 また、試合が終わった後には佐野本人とも話をしたという森保監督。「すごくいいチャレンジをしているということと、自分がいろいろなことをやれる自信と、もっとやらなければいけないというところで、すごくいい顔をしていました」と充実した日々を過ごしていると感じたことを明かした。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定