転売目的隠し学割でマックブック購入疑い 輸出入会社社長ら逮捕
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2025年02月19日 17:05 毎日新聞
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警視庁=米田堅持撮影 転売目的を隠して米アップル社製のノートパソコン「マックブック」を学割で購入したとして、警視庁暴力団対策課は19日、輸出入会社「帝進」(豊島区)社長、趙志成容疑者(35)=板橋区中丸町=ら男女4人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。警視庁はマックブックが中国などに不正転売されていたとみている。
逮捕容疑は2024年5月、都内のアップルストア2店で、転売目的を隠してマックブック18点(計574万4400円)を学割で購入し、だまし取ったなどとしている。趙容疑者は「私には全く関係ない」と容疑を否認しているという。
アップル社は「学生特別価格」という学割を設定しており、学生はパソコンなどの商品を定価の約1割引きで購入できる。ただし同社の販売条件では学割を適用した場合、商品を転売して利益を得ることは購入から1年間禁じられている。
警視庁によると、趙容疑者らは購入役の中国人留学生らを募集。24年2月からの約7カ月間で、都内や川崎市のアップルストア6店舗で約700回にわたり、マックブックやタブレット端末「アイパッド」などの商品を学割を使って約1億2000万円分購入していたとみられる。【遠藤龍】
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