フェブラリーSに出走予定のミッキーファイト(撮影:稲葉訓也) JRAでは年明け初となるGI競走。以前はトップクラスが参戦するレースだったが、20年から同月にサウジCデーが開催されるようになり、一線級がそちらを目指すケースも増えたこともあって、フレッシュな勢いのある馬が通用する傾向となっていきそうだ。
1.大型馬が優勢
過去10回で馬体重が499キロまでの馬は[2-5-3-60]で複勝率14.3%なのに比べ、馬体重が500キロ以上の馬は[8-5-7-68]で複勝率22.7%と優勢。冬場のダート戦ということもあるが、大型馬、中でも520キロを超える馬は[4-4-3-31]で複勝率26.2%と成績優秀で、特に注目したい。
2.距離短縮馬が狙い目
過去10回で今回が距離短縮になる馬が優勢。今回が距離延長の馬が[4-3-4-56]で複勝率16.4%なのに対して、今回が距離短縮の馬は[6-7-5-63]で複勝率22.2%。なお、前回もマイルに使っている馬については[0-0-1-9]と、数は少ないが、好走例も少ない。
3.前走3番人気以内
過去10回で前走人気を見ていくと、前走3番人気以内の馬は[8-7-6-58]で複勝率26.6%。複勝回収率も100%と悪くない。対して前走が4番人気以下だった馬は[2-3-4-67]で複勝率は11.8%しかない。
ミッキーファイトは前走時の馬体重が555kgという超大型馬。その前走が名古屋大賞典で2000m、今回は400mの短縮となる。しかも前走は2番人気で、上記3つの好走条件全てに当てはまる。2走前にジャパンダートクラシックで2着とフォーエバーヤングがいる強い世代でも上位で、ここは初GI制覇も十分ありそうだ。
ペプチドナイルは昨年のこのレースの覇者。前走のチャンピオンズCは伸び切れなかったが、5着と悪くなく、人気も3番人気。馬体重も534kgで、こちらも好走条件をすべて満たしている。狙い目だろう。