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人手不足を背景にセルフレジの普及が進んでいるが、便利な反面、万引き犯と間違われることもあるようだ。群馬県の40代女性は、「失礼のあまりその店に行かなくなった」ことがあると語る。なんと近所のスーパーのセルフレジで、2度も万引きの疑いをかけられたというのだ。
「1回目は、セルフレジで支払いをすませ帰ろうとしたら、店員に腕を掴まれ、『お支払いがまだです』と2人に立ち塞がられました」
腕をつかまれるとは穏やかでないが、一体どういう状況だったのか。(文:篠原みつき)
「まともに謝ることもしないのか、酷い」
店員が指を差したほうを見ると、自分が精算した「隣のレジ」だったという。
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「カゴが置きっぱなし、品物入りっぱなしなので、清算の途中なのかは不明です。ともあれ誤解をとかねばと、『私は隣のレジで清算した。レシートがある』と主張」
セルフレジでいくつかの品物を盗って精算せずに出て行ったと思われたのだろうか。しかしレシートと買ったものを見れば、女性が関係していないことはすぐ明らかになったはずだ。ところが
「店員2名は私そっちのけで『じゃああれは誰が?』と言っているうちに、年配の方が来てそのかごを持って歩きだしたので、一人が追いかけていきました」
それが万引き犯だったのかは不明だが、いずれにしても女性は濡れ衣であることがはっきりした。
「しかし1人残った店員はぼけーっとしているので『私もう帰っていいですか?』と聞くとようやく思い出したのか『あ、そっか。ごめんねー』と、近所の馴れ馴れしいおばちゃんみたいにフレンドリーに言ってきました」
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その態度は、悪いとは思っていない感じだったという。
「人を万引き呼ばわりして腕をいきなり後ろから掴んでくる恐怖を味合わせたのに、まともに謝ることもしないのか、酷い」
そう思った女性は、サービスカウンターで「あまりに酷いので、責任者に伝えてください」と訴えた。リーダーだというカウンターのスタッフが謝罪してはくれたので、その後もその店を利用していたそうだ。ところが、二度目が起きてしまう。
「そのスーパーには行かなくなりました」
やはりセルフレジで会計後、「お支払いはお済みですか?」と声をかけられたというのだ。さすがにカッとなったのだろう。こう言い放った。
「『済んでます!この店で疑いをかけられるのは二度目です。いい加減にして』と印籠のごとくレシートをかざしましたところ、『あっ、すみません』とどいてはくれました」
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セルフレジで万引き被害が増えたのか、店側も神経質にならざるを得ないのだろう。しかし2度も疑われたら怒るのも仕方ない。結局、女性はこんな結論を出した。
「二度あることは三度あると言いますし、そのスーパーには行かなくなりました」
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