風化防止へ特設サイト開設=遺族手記や写真掲載―地下鉄サリン事件30年・公安調査庁

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2025年02月21日 12:31  時事通信社

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時事通信社

地下鉄サリン事件から30年となるのを前に、公安調査庁が開設した特設サイト
 14人が死亡、6000人以上が負傷したオウム真理教による地下鉄サリン事件から3月20日で30年となるのを前に、公安調査庁は21日、特設サイトを開設した。遺族の手記や関連写真を豊富にそろえ、若い世代にも事件を知ってもらうことで風化防止につなげる。

 特設サイトは「オウム真理教問題デジタルアーカイブ」。地下鉄サリン事件に加え、1994年6月の松本サリン事件など教団による13事件を取り扱っている。

 トップページでは、教団元代表の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚=2018年執行=が殺人を指示する際に使用した言葉とされる「ポア」や、地下鉄サリン事件当時の信者数「1万1400人」など、教団にまつわるキーワードを羅列。簡単に概要を把握できるよう工夫をこらした。

 「関係者の声」のページでは、営団地下鉄(現・東京メトロ)霞ケ関駅助役だった夫を亡くした高橋シズヱさん(78)へのインタビュー動画のほか、遺族やサリン被害者、捜査に当たった元警視庁警察官や元信者ら約20人の手記を掲載。「資料館」では、防衛省や東京消防庁などの協力を得て、事件当時の様子や教団の拠点施設「サティアン」の写真など計約100枚を集めた。 

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