三冠牝馬ジェンティルドンナの半妹 距離延長で初勝利つかめるか

　12年の三冠牝馬のジェンティルドンナの半妹となるヘンリエッタ(牝3、栗東・武幸四郎厩舎)が、土曜小倉6Rの3歳未勝利(牝、芝2000m)で初勝利を狙う。

　ヘンリエッタは父ドゥラメンテ、母ドナブリーニ、母の父Bertoliniの血統。半姉のジェンティルドンナは12年の牝馬三冠などGIを7勝した歴史的名牝。同じくドナウブルーは12年の京都牝馬Sと関屋記念の覇者だ。さらに姪のジェラルディーナは22年のエリザベス女王杯、いとこのロジャーバローズは19年の日本ダービーを制している。

　今年1月の小倉芝1200mでデビュー。良血にしては10番人気と下馬評が低く、0秒8差の8着に終わったものの、上がり3Fはメンバー中最速タイとなる34秒5だった。結果的に距離が短過ぎた印象なので、悲観する内容ではないだろう。その点、今回は2000mへの距離延長。ガラリ一変で血統の良さを見せてくれることを期待したい。