【ダイヤモンドS予想】特殊な条件で波乱の可能性も十分! 厳寒期は前走からの間隔がポイント

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2025年02月21日 18:40  netkeiba

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ダイヤモンドSに出走するヘデントール(撮影:下野雄規)
 今週の土曜日は、東京競馬場でダイヤモンドステークス(GIII・芝3400m)が行われます。

 過去10年のダイヤモンドSで三連単の配当が10万円以上となったのは3回。22年、23年と連続して三連単10万オーバーとなっていますし、20年は三連単355万円の大波乱となっています。

 過去10年のダイヤモンドSは全て2月の東京芝3400mで開催されています。2月は気温が上がらないために調整が難しくなる時期ですし、3400mという距離も波乱の要因と考えられます。また、ダイヤモンドSはハンデ戦ですので、多少能力の落ちる馬でも斤量差を活かして好走するケースがあることから、時に大きな波乱が起こるのではないでしょうか。

 今年のダイヤモンドSでも人気の有無にかかわらず、フラットな目で各馬の評価を決めるのが的中を得るための近道になりそうです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走から中14週以上(ただし、ダイヤモンドSで勝利実績のある馬は除く)
[0-0-0-13]複勝率0%
該当馬:コパノサントス、ショウナンバシット、ヘデントール、ワープスピード
(過去の該当馬:16年タンタアレグリア1番人気4着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるヘデントール、ワープスピードが該当しました。

 過去10年のダイヤモンドSを見ると、前走から中13週以内の馬が10勝2着9回3着10回と良績を残しています。過去10年のダイヤモンドSは2月の厳寒期に行われていますので、前走から間隔が空きすぎていない方が調整はしやすく、万全の出走できることがこのような傾向になっている要因と言えそうです。

 一方、前走から中14週以上だった馬は2着1回のみと苦戦しています。馬券に絡んだのは16年のフェイムゲーム。本馬は14年と15年のダイヤモンドSを勝利しており、東京芝3400mに極めて高い適性を示していた馬でした。ただ、そのような馬でも勝ち切れていないのは、間隔が空きすぎたことが影響していると考えられます。

 該当馬に挙げたヘデントール、ワープスピードはダイヤモンドSで勝利した実績のない馬。そして、2頭ともに前走から中14週以上での出走となります。どちらも長距離重賞での実績があり人気になるのは当然のことですが、今回は間隔が空きすぎた影響で本来の力を出し切れない可能性は十分にありそうです。

 ヘデントールとワープスピードは長距離GIでも実績があるだけにハンデの恩恵も見込めないですし、過去の傾向も加味すると今回は苦しい競馬になっても不思議はありません。時折、波乱の結果となるダイヤモンドSですし、今年は荒れることも想定して予想は組み立てた方がいいかもしれません。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。

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