テクニック無しでも綺麗にスタイリングできるアイテムを TOKYO BASEの大人向けブランド「RITAN」が路面店オープン

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2025年02月21日 19:31  Fashionsnap.com

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「RITAN AOYAMA」の店内

Image by: RITAN
 セレクトショップ「ステュディオス(STUDIOUS)」などを運営するTOKYO BASEの新ブランド「リタン(RITAN)」が、2月22日に路面店「RITAN AOYAMA」をオープンする。

 リタンは、30代後半以上の大人女性に特化したブランドとして立ち上げ。ディレクターを務める片寄友香は、大学卒業後に109系アパレルブランドで10年経験を積み、2018年にTOKYO BASEに転職。「ユナイテッド トウキョウ(UNITED TOKYO)」のウィメンズを牽引し、全社最優秀デザイナー賞(MVP)を4度受賞するなど、TOKYO BASE内で活躍してきた。
 リタンでは、片寄自身が、年齢を重ねるに連れてさまざまなしがらみに直面し、その中で感じた「着飾るような装いよりも本来の自分らしさを尊重できる洋服を提案したい」という思いを反映。ブランド名は、本来の自分に戻る時間としての「Return」、自分直感を信じる意味での「Inspiration」、内側から輝く魅力を表す「Tempting」、女性らしい曲線美を尊重したいという意味での「Arch」、自然体の「Natural」といった片寄が好きな言葉の頭文字から名付けたという。TOKYO BASEのブランドに共通する日本生産で、肌に近いトップスにはシルク混やトリアセテート、キュプラなど肌触りの良い素材を使用。シルエットは片寄が魅力を感じるという自然の中にある曲線美を落とし込み、テクニック無しでも綺麗にスタイリングできるような“気の利いたアイテム”を展開していく。
 「RITAN AOYAMA」の内装は下北沢の商業施設「reload」や、「NOT A HOTEL」を手掛けたGENERAL DESIGNが担当。モノトーンのカラースキームで仕上げ、ブランドテーマの一つである曲線美を、R形状のタイルの壁や流線型のミラー、テーブルで表現した。また、同様の店舗を2月28日にNEWoMan新宿に出店する。

 オープン時の店頭では、ファーストコレクションで製作した35型をラインナップ。大阪の工場で生産したラムレザージャケットや、身体の曲線が強調されるようにサイドを絞ったニットカーディガン、細身のボトムスと合わせてもバランスが取りやすい設計にしたビッグシルエットのシャツなどを揃え、一部のアイテムにはアイコンとしてブランドロゴ入りの2連のカシメをあしらった。価格帯はTシャツやスウェットなどの軽量なアイテムは1万〜2万5000円、シャツとブラウスは2万3000〜4万円、ワンピースとパンツ、スカートなどのボトムスは2万5000〜4万円、ジャケットやコートは4万〜7万円で展開し、軽量のものは価格を抑えつつ、ジャケットなどはフォーマルウェアとしても選びやすいような価格帯を意識したという。

 片寄は「リタンは服を売るお店ではありますが、来ていただいたお客様が求めているものに合わせてより良いスタイリングを提案する場にもしていきたい。そのため、販売スタッフには各商品について製作背景や、どんな風に組み合わせるとより楽しめるのかを伝えられるように情報を細かく共有しています」とコメント。また、今後の展開については「より多く方に共感していただき、多くの顧客を獲得するのももちろん視野に入れているがそれがメインではなく、あくまでもリタンというブランドに共感してくれた方に長く愛されるような存在になっていきたい」と語った。

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