衝突確率、0.28%に低下=7年後地球接近の小惑星―NASA
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2025年02月21日 19:31 時事通信社
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2032年12月に地球に衝突する可能性があると予測されている小惑星「2024 YR4」について、米航空宇宙局(NASA)は21日までに、一時3%以上に達していた確率が、その後の観測結果で0.28%まで低下したと発表した。
小惑星は昨年12月に発見され、直径は40〜90メートルと推定。1908年にシベリア上空で爆発し、約2000平方キロの森林をなぎ倒した隕石(いんせき)の大きさに匹敵する。
小惑星の衝突確率は、観測による軌道推定から導き出されるが、観測回数が増えれば誤差が狭まり、精度が向上する。
NASAによると、18日時点で3.1%まで上昇。これまでNASAが推定した同規模の天体の衝突確率としては最も高くなっていた。
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