宇宙の法則が乱れる! 現代人が古風な装いで汽車に乗り、ゆったりと鉄道旅を満喫する様子が、X(Twitter)で約1万1000件のいいねを集めるほど話題になっています。
●20世紀前半の人々がやってきた?
投稿者は、旅客の1人として参加したXユーザー・ヱスキヰさん。1930年代スタイルの愛好家で、2003年から個人サイト「The '30s Style」で古風な装いの魅力を発信しています。
写真や動画を見ると、男性はスーツと外套(がいとう)に山高帽やハンチング帽、女性は着物や洋装といった装いばかり。大正、あるいは昭和初期の古い記録で見るようなスタイルが目立ちます。
|
|
まさに古式ゆかしい紳士淑女たち。一同が集まった場所は、SL(蒸気機関車)の動態保存を行い、今もなお運行させている鉄道・大井川鐵道の駅。1910年代から1940年代にかけてのスタイルを「ヴィンテージスタイル」と称して、各々が好きなスタイルで集まり、鉄道旅行を楽しもうという企画が行われていました。
●“古き良き時代”をしのぶツアー企画
今回は「古き良き時代の装いで古き良き時代の汽車に乗り、日帰りの旅を楽しむ」というテーマで、55人の参加者が集いました。
客車1両を貸切で利用しており、まるでタイムスリップしたような光景が広がりました。
古き時代の文化を楽しむ光景は、Xで「タイムスリップしたみたい」「完全に映画の撮影」「究極のコスプレ乗り鉄」などと反響を呼んでいます。中には「参加してみたい」「大正ロマンの花柄アンティーク着物で行きたい」と興味を示す人もいました。
|
|
●「ヴィンテージスタイルの広がりを祈念」
話題になるきっかけとなったヱスキヰさんに話を聞くと、「最近は、男性は1920〜1930年代のスーツや着物、女性は大正着物やモボモガ、欧米のフラッパーなど、ヴィンテージスタイルを嗜好する方々が増えて盛り上がっています。そのような裾野が広がっていくことを祈念しております」と答えました。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。