エプソン社長に吉田取締役=38年ぶり文系トップ―4月
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2025年02月21日 21:01 時事通信社
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握手するセイコーエプソンの吉田潤吉次期社長(右)と小川恭範社長=21日午後、東京都中央区 セイコーエプソンは21日、営業職出身の吉田潤吉取締役(60)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。社長交代は5年ぶりで、文系出身のトップは約38年ぶり。小川恭範社長(62)は代表権のない会長に就く。2025年度に次期経営計画を策定するタイミングに合わせて交代し、計画の策定と実行を新たな経営体制で一貫して行えるようにする。
小川氏は東京都内で記者会見し、吉田氏について「営業出身で、お客さまの視点に合った戦略を考えていく意味で、これからのエプソンを変えていくにふさわしい」と指名理由を説明した。吉田氏は「(既存商品でも)付加価値を付けられる分野は大きい。ポテンシャル(潜在力)を引き出すのが私の重要な役割だ」と語った。
吉田 潤吉氏(よしだ・じゅんきち)慶大経卒。88年セイコーエプソン入社、20年執行役員を経て24年6月取締役執行役員プリンティングソリューションズ事業本部長。東京都出身。
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