「ヤングマガジン」で1982年に連載を開始して以来、唯一無二の世界観で日本のみならず世界中にファンの多い作品が大友克弘による『AKIRA』だ。連載開始から40年以上が経った現在でも熱い支持を受け続け、同作をオマージュやパロディ化した作品は後を絶たない。今回はそんな『AKIRA』をオマージュした人気作を紹介したい。
「週刊少年ジャンプ」で連載中の人気漫画『僕とロボコ』。『AKIRA』とはテイストの全く違うギャグ漫画でありながら、たびたびパロディを披露している作品だ。オマージュされているのはチャーハンをかきこんで食べるシーンなど『AKIRA』、一見気づかないような細かなシーンが多く、作者の『AKIRA』愛が伝わってくる。
ちなみに『僕とロボコ』には『AKIRA』以外のオマージュも描いていて、特にコミックスの表紙では『ドラえもん』や『ONE PIECE』、『約束のネバーランド』など多くの有名作品を緻密に再現。発売されるたびにどの作品のパロデイなのかネット上でも毎回話題を集めているほどだ。
細かすぎて伝わらなそうといえば、同じく「週刊少年ジャンプ」で連載されていた『呪術廻戦』も同様だ。「指導ォ行くぞォ」といった細かすぎる『AKIRA』のオマージュが描かれている。ネット上では「ここオマージュする意味ある?」「オマージュ探し楽しい!」とさまざまな意見が寄せられていた。
『AKIRA』のオマージュで忘れてはいけないのが、金田のバイクが横滑りしながら止まるシーンだ。あまりに有名なこのシーンは、そのカッコよさからジャンルを問わずさまざまなアニメ作品や映画でオマージュされている。
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国内作品では『ドラえもん』『映像研には手を出すな!』や、『PUIPUI モルカー』までバイクシーンのオマージュを披露。もはや『AKIRA』を知らなくても、バイクシーンの構図は見たことがあるという視聴者も多いのではないだろうか。
またバイクシーンをオマージュした作品は日本だけにとどまらない。 2022年に公開されたジョーダン・ピール監督による人気映画『NOPE/ノープ』でもバイクシーンのオマージュが披露されているなど、実写映画への影響も後を絶たない。
時代が変わっても世界中で愛され続ける『AKIRA』。多くのオマージュ作品が発表されているが、ネット上では「もはやバイクシーンがある時は描かなくてはならないレベルの構図では」という声も上がっている。これからも増え続けるであろう『AKIRA』のオマージュ作品。どんな作品でどう描かれるのか注目をしていきたい。
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