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<ラグビー・リーグワン1部:埼玉39−10相模原>◇第9節◇22日◇熊谷ラグビー場◇観衆5507人
首位の埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉)が三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原)を39−10で下し、2連勝を果たした。今季8勝1分けと無敗を継続。レギュラーシーズン前半戦の最終戦で快勝し、首位ターンを決めた。
先制点は、初先発のフッカー佐藤健次(早大4年)が決めた。前半4分、自身が投げ入れた右ラインアウトからモールを組み前進。最後尾から初得点を挙げ、仲間から祝福されたが「うれしいとかはあまりない。モールだったので、みなさんに感謝したい」と喜びは控えめだった。
アーリーエントリーで、初出場から3戦連続の出番。「今シーズンは1試合出られたらいいな、と最初は思っていた」と加入当初を振り返る。同じポジションで日本代表の坂手淳史らから、ラインアウトなど指導を受けて成長。この日は強風でパスが乱れる場面もあったが、力強いランでは会場を沸かせた。
その先輩からは「僕が話す必要ないくらいのポテンシャルを持っている。今日も緊張していたと思うけど、良いプレーをしていた」と称賛された。一方、自身は「大学レベルだったらボールを取られないところでジャッカルされた。大学のクセが抜けていない」と気を引き締めた。
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夢は「パナソニックの中心選手になりたい。信頼を置かれる選手になる」と宣言。早大を率いた2番が、プロでさらなる経験を積んでいく。
◆アーリーエントリー 22−23年に導入された若手の強化、育成を目指す制度。大学最終学年でリーグワン参加チームに所属が内定している選手が、1月の全国大学選手権終了後から公式戦にエントリーできる。第1号は23年2月11日に早大出身でデビューしたSH小西泰聖(浦安)。今季は2月9日に佐藤と、大東大4年の相模原BKハニテリ・バイレア(22)がトヨタ戦に途中出場でデビューを飾った。
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