シックが序盤に先制弾 [写真]=Getty Images ブンデスリーガ第23節が22日に行われ、ホルシュタイン・キールとレヴァークーゼンが対戦した。
クラブ史上初のブンデスリーガを戦うホルシュタイン・キールは、前節終了時点で3勝4分15敗と苦しい戦いを強いられており、勝ち点「13」で最下位に沈んでいる。現在は連敗こそ避けながら、5試合未勝利が続くなか、今節は13勝8分1敗の勝ち点「47」で2位につける昨季王者のレヴァークーゼンをホームに迎える。ホルシュタイン・キール所属の町野修斗は、ブンデスリーガ4試合ぶりにスターティングメンバーに名を連ねた。
試合は序盤の9分に動く。レヴァークーゼンは敵陣左サイドでスローインを獲得すると、ボックス左でアミン・アドリがうまくボールをキープし、深い位置から左足で浮き球のボールを供給。GKティモン・バイナーが弾いたボールをパトリック・シックが押し込み、レヴァークーゼンが先制に成功した。
その後もレヴァークーゼンが主導権を握りながら、追加点が奪えない時間が続いたが、前半終了間際の45分には再びゴールネットが揺れる。敵陣で相手のパスが乱れた隙を見逃さず、フロリアン・ヴィルツがドリブルでスペースを前進すると、斜めの動きでボックス左に顔を出したアドリが、スルーパスを受けてループシュートを沈めた。
レヴァークーゼンの2点リードで後半へ折り返してからも、エドモン・タプソバやフロリアン・ヴィルツらがゴールを脅かし、レヴァークーゼンがより多くのチャンスを作り出す。それでも、これ以上スコアが動くことはなく、試合はこのままタイムアップを迎えた。
現在、2試合連続スコアレスドローとなっていたレヴァークーゼンにとっては、これが3試合ぶりの白星。一方で、ホルシュタイン・キールは2025年に入ってから初の連敗を喫し、6試合未勝利となった。なお、町野は63分に途中交代している。
次節、ホルシュタイン・キールは3月2日に敵地でウニオン・ベルリンと、レヴァークーゼンは1日にホームでフランクフルトと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ホルシュタイン・キール 0−2 レヴァークーゼン
【得点者】
0−1 9分 パトリック・シック(レヴァークーゼン)
0−2 45分 アミン・アドリ(レヴァークーゼン)