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タイガースに移籍して2年目の前田健太(36)が日本時間23日、フィリーズとのオープン戦に初登板、2回をパーフェクトに抑えて先発ローテーション入りをアピールした。
昨季は、わずか3勝で中継ぎに配置転換した前田。キャンプインの際には「結果を残し続けるしかないかなと思っています」と口にしていた。ここまで順調に調整してきたベテランはフィリーズとのオープン戦に初登板した。
1回、先頭のJ.ロハス(24)を2球で追い込むと、スイーパーで空振り三振、2番・B.ストット(27)はスプリットでセカンドゴロ、3番・A.ボーム(28)はスプリットで空振り三振とレギュラークラスが並んだ上位打線を3人で抑えた。
2回はツインズで共にプレーしていた4番・M.ケプラー(32)からスイーパーで空振り三振を奪い、前の回から2者連続三振、続く5番・B.ケネディ(26)はスライダーで空振り三振と3者連続三振を奪った。5番・R.マルシャン(25)はストレートでセンターフライ。
前田は2回、28球を投げて被安打0、奪三振4、四死球0、失点0と好投、最速は93.7マイル(約151キロ)、カーブ、シンカー、スライダー、スイーパー、スプリットと5種類の変化球を投げて、開幕ローテーション入りをアピールした。
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登板後、前田は「内容と結果を自分の中で求めながら、スプリングトレーニング初日からやってきたので、 それを初登板でしっかり出せたというのは、自分の中では納得のいく登板になったので、 いい初登板になったかなと思います」と話した。
「去年との違いを見せるというのが僕の中ですごく大事なことなので、 タイガースは去年の僕の姿しか見せていないので、やっぱり去年とは違うというところを僕は見せないといけないなと思っていました」と自身のテーマを口にした。
ロンバート代理監督は「ドジャースの頃も見ていたのでケンタとは付き合い長く、いいところも悪いところも見てきた。すごく努力をしているのも知っているし、今キャンプの調子がいいのでいい状態にいると思う」と称賛していた。