落合博満氏、阪神・藤川監督に助言「自分の色を出そうとして違った野球をやると…」

　23日に放送された『サンデーモーニング』（TBS系）の人気コーナー『スポーツ御意見番』に落合博満氏が出演し、今季から阪神の指揮をとる藤川球児監督について言及した。

　23年にリーグ優勝・日本一、昨季惜しくもリーグ連覇とはならなかったが、2位でシーズンを終えた岡田彰布前監督の後を受けて今季から藤川監督が就任。落合氏は「去年、一昨年と阪神がやってきた良いことというのがありますよね。これをどうやって継承していくかことが大事」と自身の見解を述べた。

　その上で、落合氏は「足りない部分をどう手を加えていくかが、チーム作りの上で一番大事なことなので、自分の色を出そうとして違った野球をやるととんでもないことになりそうな気がします。前任者のやっていることの良いところまで壊したがる人っているでしょう。自分の色を出したがってね。そういう時は、結構失敗するケースが多いと思いますね」と心配した。

　「周りが“藤川色を出せよ”と言い始めると、ちょっと考えざるを得なくなってくる部分があると思いますけど、前の年の野球をやろうとしている。メンバーもそこそこ揃っているのでね。良い戦いをすると思います」と予想していた。