【フィギュア】SP２位千葉百音、練習欠席ぶっつけ本番でフリーへ　移動に車で１時間が障害に

＜フィギュアスケート：4大陸選手権＞◇23日◇韓国・ソウル◇女子公式練習

【ソウル＝藤塚大輔】前回王者でショートプログラム（SP）2位の千葉百音（19＝木下アカデミー）が、23日午前11時25分開始の女子フリーへ向けた朝の公式練習を欠席した。

日本スケート連盟の関係者によれば、会場の木洞アイスリンクとホテルがやや離れていて公式練習後に宿へ戻ることが難しく、自分のコンディション調整を優先したいとの理由から。交通状況によっては移動に片道1時間近くかかるという。最終グループの千葉の公式練習は午前10時までで、本番は午後2時38分の予定となっている。

“ぶっつけ本番”で迎えるフリーでは、首位のキム・チェヨン（韓国）を2・82点差で追う。今大会は19、20年を制した紀平梨花以来、女子で2人目の連覇がかかっている。

SP7位の樋口新葉（24＝ノエビア）、SP13位の松生理乃（20＝中京大）は公式練習に参加。樋口は曲をかけた通し練習で3回転ループの着氷が乱れるミスなどはあったが、3回転ルッツ−ダブルアクセル（2回転半）−2回転トーループの3連続ジャンプを降りた。松生はループやフリップの3回転ジャンプの着氷に苦しむも、曲かけ後には3回転ルッツ−3回転トーループ−2回転トーループの3連続ジャンプを2度着氷した。

松生は午後0時41分、樋口は同1時50分からフリーへ臨む。