バルセロナを率いるハンジ・フリック監督 [写真]=Getty Images ラ・リーガ第25節が22日に行われ、バルセロナは敵地でラス・パルマスを2−0で破った。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』が同日、バルセロナを率いるハンジ・フリック監督の試合後のコメントを伝えている。
試合は序盤からラス・パルマスが素早い攻撃でゴールへ迫るシーンも目立ち、バルセロナとしては苦しい序盤戦を強いられる。だが、前半をスコアレスで折り返すと、62分にはスペイン代表FWラミン・ヤマルからのパスを受けた同MFダニ・オルモが、切り返しから左足でゴールネットを揺らし、先制に成功。後半アディショナルタイムには、ブラジル代表FWハフィーニャからのダイレクトパスで、スペイン代表FWフェラン・トーレスがトドメの一撃を突き刺し、2−0で勝利した。これでラ・リーガ、公式戦ともに5連勝を飾り、首位の座をキープしている。
そんな試合を振り返ったフリック監督は、「難しい試合だったたけに、疲れも感じている。確かにあまり良い試合ではなかった。だが、勝利したのは事実だ」と総括。試合の詳細については次のように話し、一定の手応えは口にしつつも、もっと伸ばせる点があることも認めている。
「今日は、各選手のプレーが5%から10%足りなかったと思う。ボールをコントロールすることも、自分たちの思うようなプレーもできず、結果として各所で問題も発生していた。ボックス内に発生したスペースをうまく活用することもできていなかったが、ハーフタイムに話し合い、多少の改善はできたと思う。この結果に満足しているが、さらに上を目指さなければならない」
また、同試合で結果を出したのは、ハーフタイム明けからピッチに立ったダニ・オルモと、終盤から投入されたフェラン・トーレスだった。交代選手がゴールという数字を残したことを受けて、フリック監督は「ベンチには準備ができていて、多くのクオリティーをもたらしてくれる選手がいる」と語り、「最終的に誰がプレーするのかを決めるのは監督の仕事だ。だが、チームに貢献できる選手が可能な限り多く揃っていると、選択肢に幅をもたらしてくれる」と、選手層に自信を示した。
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