猫の顔に、“もう1匹の猫”がおる…!一度見たら忘れられない模様を持つでんすけくん/人気にゃんこ記事BEST

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2025年02月24日 08:50  女子SPA!

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 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「猫」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2023年2月20日 記事は取材時の状況)

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 なぜ、こんな模様が……と突っ込みたくなる猫ちゃんは多いですが、densuke_catsさん(@densuke_cat)の愛猫・でんすけくんは、なんとお口の周りが猫の顔型!

唯一無二の模様とユニークな内面で、飼い主さんを笑顔にしています。

◆同僚が保護した野良猫を迎え入れることに

 出会いは、2021年の秋。職場の同僚宅に親子らしき3匹の野良猫が現れるようになったことがきっかけでした。その後、親猫は姿を消し、子猫だけが1匹取り残されてしまいました。

 寒い季節だっため、同僚宅ですぐに保護。ですが、すでに犬と何匹かの猫がいたため、里親探しをスタートさせた中で、飼い主さんに声がかかりました。

 飼い主さん宅ではすでに、王子くんとぐぅちゃんが生活中でした。

「でも、3匹までは迎えた経験があったので大丈夫だろうと思い、引き取りたいと、その場でお返事しました。写真も見ず、性別も分からない状態だったのに(笑)」

 口周りの特徴的な猫模様は、子猫の頃から存在。同僚宅では模様にちなんで、「どんぐり」と呼ばれていたそう。模様が、猫の顔型だと飼い主さんが気付いたのは、迎えて半年以上経ってからでした。

◆猫好き仲間の言葉で「猫型模様」に気づいた

 きっかけは、職場での休憩中に同僚の猫好き仲間に写真を見せた際、「猫がおる!」と言われたこと。

「チャームポイントな泥棒ヒゲだとは思っていて、名前も泥棒ヒゲ姿を披露されていたコメディアンの大宮伝助さんからいただき、“でんすけ”にしたのですが、同僚に言われるまで綺麗な猫型であることには気づきませんでした」

これは、たくさんの方に見ていただかないと……!そう思い、Twitterを開設。でんすけくんの魅力を多くの猫好きさんに伝えるようになりました。

◆“猫見知り”は皆無!先住猫とは大の仲良し

 でんすけくんは人間よりも、猫が好き。先住猫たちに対しては、最初から“猫見知り”せず、王子くんとぐぅちゃんも、でんすけくんをすんなり受け入れてくれました。

「ベタベタというほどではないですが、ほどよい距離感で仲良くしています。特にぐぅちゃんとは1才違いで歳が近いせいか、運動会をすることが多いです」

 一方、人に対してはまだ警戒心があるようで、飼い主さんに甘えたり、すり寄ってきたりはしません。

「抱っこすると、少しの間は我慢して撫でさせてくれますが、最終的にガブリ! 熟睡する時は目の届かないところへ行っちゃうし、布団の中に入ってくることもありません。愛嬌のある顔つきとは裏腹に、ツンデレのツンが強めな子です」

 ただし、愛でられたい気持ちはあるようで、甘えん坊の王子くんが飼い主さんの膝に乗り、撫でられていると、少し遠くからその光景をじっと眺めています。

「多分、でんすけは甘え方を知らないので、見て学んでいるところなのかなと。なでなでって、そんなに気持ちいいものなの?お膝の上は、安心できるの?という感じで。今は気持ちいいより緊張のほうが勝っているのかもしれないので、段々と気持ちいいが勝つようになってくれたら嬉しいです」

◆猫とは思えない!趣味は水遊び

 好きなことは、意外にも水遊び。水飲みボウルにおもちゃを落とし、ちょいちょいと触れるのが楽しいようで、朝起きるとボウルの周りが水びたしになっていることも。

「薄い布やティッシュを水に浮かべるのも好きで、濡れたティッシュや布巾が床に落ちていることもあります。だから、我が家ではティッシュの出しっ放しはNGです」

 蓋のないゴミ箱にティッシュを捨てると、でんすけくんがひっくり返して出してくるため、飼い主さんはキッチンにある収納式のゴミ箱に毎回、ティッシュを捨てに行くことを余儀なくされています。

「うっかりティッシュを出しっ放しにした日には、引っ張り出して散らかしてくれます。やった!今日は、ティッシュ全部出し大会ができるぞ、って嬉々としている姿が目に浮かびますね(笑)」

◆新しい出会いを繋いでくれる大事な存在

 茶目っ気があり、唯一無二の個性を持つでんすけくんは飼い主さんにとって、新しい縁を紡いでくれる存在にもなっています。

「私は、必要以上に他人と繋がることが苦手な人間です。そんな私にTwitterの扉を開けさせ、多くの方に愛猫を見てもらったり、見ず知らずの方と会話をしたりする機会を持てたのは、でんすけとの出会いの賜。1の出会いが10の出会いや100の出会いを生んでいる。でんすけ、なかなかやりよるな……と思っています」

 噛みつかれても、愛情を伝え続ける飼い主さん。その猫愛は撫でるという行為を通して、でんすけくんの心にたしかに届いているはず。でんすけくんが人好きな甘えん坊にゃんこになる日は近いような気がします。

<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

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