【AI予想・中山記念】前走のレース格と4角での位置取りが勝敗を左右!? 中山実績を重視した人工知能の本命候補

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2025年02月24日 19:00  netkeiba

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中山記念に出走予定のシックスペンス(撮影:下野雄規)
 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は土曜日にオーシャンS(GIII)、日曜日に中山記念(GII)とチューリップ賞(GII)が行われます。その中から中山競馬場で行われる中山記念を取り上げます。まずは過去の傾向から。

 過去10年の中山記念での前走クラス別成績を見ていきます。過去10年の中山記念では前走で重賞に出走していた馬が10勝2着9回3着8回と圧倒しています。中山記念は春のGIを見据えた実力馬が出走しやすいレースでもあります。そのため、レースレベルは高くなりますので、格の高い重賞レースの流れを前走で経験していることが有利になっているのではないでしょうか。

 一方、前走がオープン特別以下だった馬は2着1回3着2回と苦戦しています。馬券に絡んだのは前走で5番人気以内の支持を集めていた馬のみとなっていました。前走がオープン特別以下だった馬については、前走での人気によって取捨は決めたいところです。

 続いては、過去10年の中山記念における前走4角での位置別成績です。過去10年の中山記念では前走4角で7番手以内の馬が9勝2着7回3着7回と良績を残しています。中山記念では実際4角7番手の馬が9勝2着7回3着10回となっていますので、前走で中山記念の好走パターンに当てはまるような競馬をしているのが理想と言えます。

 過去10年の中山記念は全て中山が舞台であり、尚且つ開幕週での開催となっています。中山の芝は直線が310mと短くなっていますし、開幕週で馬場の傷みが少ない中で行われますので、このことも4角である程度の位置にいる馬が結果を残している要因であると考えられます。

 それでは早速ですが、今週の中山記念でAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。

◆人工知能は中山実績を重視!?

シックスペンス

 ここまで5戦4勝で重賞は昨年のスプリングS(GII)、毎日王冠(GII)と2勝を挙げている本馬。唯一の敗戦は昨年の日本ダービー(GI)でこの一戦は距離が合わなかった可能性が高く参考外と言えそうです。昨年の毎日王冠を勝利した後はマイルCS(GI)を予定していましたが、蹄の炎症で回避。今回が復帰戦となります。

 前走の毎日王冠は上がりの速い決着になりましたが、先団追走から粘る2着馬をゴール前で差し切り優勝。このレースは非常にレベルが高く、2着馬のホウオウビスケッツが天皇賞(秋)(GI)で3着。3着馬のエルトンバローズがマイルCS(GI)で2着と活躍。5着以下の馬も重賞で好走している馬が多く、その中で勝ち切ったのは高い能力があるからこそでしょう。今回は休み明けのハンデこそありますが、能力を出し切れれば自ずと結果はついてくるのではないでしょうか。

ボーンディスウェイ

 デビューから重賞タイトルこそ獲得していませんが、今年の中山金杯(GIII)で3着に好走。22年の弥生賞(GII)ではアスクビクターモアやドウデュースといった強敵相手に3着と重賞レベルの能力は示している本馬。これまでの重賞での好走はすべて中山ですし、コース適性の高さは十分でしょう。

 昨年の中山記念では10着に敗れていますが、これは先行策を取れずに中団からの競馬になったことが敗因。本馬は先行して粘り込むがスタイルですから、昨年は自身の競馬ができなかっただけに参考外と言えるかもしれません。昨年の結果から人気はなさそうですが、自身の力を最も発揮できる形になれば侮れない1頭になるのではないでしょうか。

グランディア

 前走のオクトーバーS(L)は4着。いい形で直線へ向いたように見えましたが、直線では思ったほど伸び切れず。本馬は東京で4戦して2着が1回と苦戦していますし、東京への適性は今ひとつで自身の力を出し切れないのかもしれません。

 一方、中山では3戦2勝3着1回と堅実な走りを見せており、コース適性に不安な点はなさそうです。重賞は未勝利ですが、昨年の函館記念(GIII)で2着に好走。勝った馬は天皇賞(秋)で3着に入ったホウオウビスケッツですから、相手が悪かった印象。本馬も重賞級の能力は十分に示す走りは見せていました。今回は実績を残す中山が舞台になりますし、今回のメンバー相手でも上位食い込みがあっても不思議はなさそうです。

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