武豊騎手との初コンビで参戦するウォーターガーベラ(24年9月撮影、ユーザー提供:ワラビさん) 武豊騎手がウォーターガーベラ(牝3、栗東・河内洋厩舎)で、チューリップ賞(3歳牝・GII・芝1600m)の3年連続8勝目を狙う。
武豊騎手はこれまでチューリップ賞に31回参戦。オープン特別だった93年以前に88年のシヨノロマン、93年のベガで2勝。重賞に昇格した94年以降では06年アドマイヤキッス、13年クロフネサプライズ、21年メイケイエール、23年モズメイメイ、24年スウィープフィートで5勝。通算では7勝を挙げているが、これはもちろん歴代トップの数字だ。
今年のパートナーはウォーターガーベラだ。2月の東京新聞杯を制したウォーターリヒトの半妹となる血統馬。前々走のシンザン記念は牡馬相手だったが、後方から脚を伸ばして3着に食い込んでいる。前走のきさらぎ賞は番手追走で最下位の10着に終わったが、得意の末脚を生かす形に持ち込めれば、巻き返し可能だ。
今週の競馬を最後に定年となる兄弟子・河内洋調教師の管理馬とあって、百戦錬磨のレジェンドもいつも以上に力が入るか。一昨年は7番人気、昨年は5番人気で制し、2年連続で波乱の主役となっている十八番のレース。今年もドラマを演出し、思い出に残るレースとしてみせる。