「迷信にはご注意を!」「噛めば大丈夫、ではありません!」アニサキスによる食中毒に農水省が注意喚起

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2025年02月24日 21:20  All About

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農林水産省の公式Xアカウントの投稿が話題を集めている。冬においしいサバやアジ。しかし調理する際には注意が必要だと警鐘を鳴らしている。
農林水産省(以下、農水省)の公式X(旧Twitter)アカウントが発信した、食中毒についての情報が話題になっている。冬においしい魚といえば、アジやブリなどの寒魚。しかし生魚を調理するときは注意が必要であると、同省では注意喚起を行っている。

「迷信にはご注意を!」農水省が注意喚起

農水省は「迷信にはご注意を!」とコメントして、同省のポストをリポストした。

その内容はアニサキスによる食中毒に関して。冬に旬を迎えるブリ、サバ、アジなどの寒魚、特に天然物には生きたアニサキス(幼虫)が付くことがあり、調理が不十分な状態で食べると食中毒を引き起こす可能性があるとのこと。

農水省は消費者に対して「鮮魚を丸ごと一尾で購入したらよく冷やして持ち帰り、すぐに内臓を取り除きましょう。魚の内臓を生で食べることは避けてください」と呼び掛けた。続けて「十分な冷凍 (マイナス20度で24時間以上)や加熱調理(中心温度60度で1分以上)でアニサキス幼虫は死にます」と対策方法をつづった。

さらに「酢や塩、しょうゆ、ワサビなどの調味料では、アニサキス幼虫は死にません!」とそのまま食べることは避けるよう呼び掛けた。

「噛めば大丈夫、ではありません!」SNSユーザーに警鐘

また農水省は「アニサキス幼虫はとても小さく、どこに潜んでいるかわかりません。しかも、表面はなめらかで丈夫、かつ細い糸のような形状で噛み切ることは困難です」ともコメント。

実際にアニサキスと対面したSNSユーザーからは「噛んでも噛んでも輪ゴムみたいに噛み切れなくて断念して以降『噛めばヨシ』というのは信じなくなった」「良く噛めば平気みたいなのあるけどアニサキスって超硬くて噛み切れんのよね」との声も散見された。

魚を調理する際には、十分に冷凍または加熱することを心掛けよう。


<参考>
農林水産省 公式X
農林水産省「海の幸を安全に楽しむために 〜アニサキス症の予防〜」

※コメントは原文ママ
(文:All About 編集部)

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