近年タイトルを争ってきた“宿敵”を破ったリヴァプール [写真]=Getty Images プレミアリーグ第26節が23日に行われ、リヴァプールは敵地でマンチェスター・シティを2−0で下した。同試合、リヴァプールが記録した“とある記録”が話題となっている。
5シーズンぶりのプレミアリーグ優勝に向けて、快調なシーズンを送るリヴァプールが、マンチェスター・シティの本拠地『エティハド・スタジアム』に乗り込んだ一戦。試合は序盤からマンチェスター・シティが保持の時間を増やしたものの、14分にリヴァプールが先制に成功。デザインされた左コーナーキックから、最後はエジプト代表FWモハメド・サラーがゴールネットを揺らした。さらに37分、ボックス右で相手を引き付けたサラーが横へ渡すと、最後はハンガリー代表MFドミニク・ソボスライが左足でグラウンダーのシュートを沈めて追加点。守ってはコンパクトかつ強固なブロックで、マンチェスター・シティにペナルティエリアへの自由な侵入を許さず、2−0でタイムアップ。勝利したリヴァプールは、1試合消化が多い状況ではあるものの、2位につけるアーセナルとの勝ち点差を「11」まで広げた。
そんな試合において、1つ注目が集まったのはリヴァプールのボールポゼッション。90分間を戦い終えたあと、プレミアリーグ公式が発表したこの試合の平均ボール支配率は、「33.7%」という数字だった。データサイト『Opta』によると、2003−04シーズン以降、リヴァプールが勝利した試合における最低のボール支配率となったようだ。
リヴァプールとしては多くの時間、マンチェスター・シティにボールを握られたわけだが、被決定機と呼べるような場面は数えられるほど。最後の局面で“やらせない”守備を徹底し、“らしくない”戦いが続く昨季の王者相手にシーズンダブルを達成した。
なお、リヴァプールがマンチェスター・シティの本拠地で勝利するのは、公式戦全体で見ると2017−18シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝セカンドレグを2−1で制した時以来。プレミアリーグでは2015−16シーズンの第13節(○4−1)以来、8年ぶりとなった。
【ハイライト動画】リヴァプールがマンCにシーズンダブル!