首位攻防戦で躍動したリーズの田中碧 [写真]=Getty Images リーズに所属する日本代表MF田中碧がリーグの首位攻防戦で躍動した。
チャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)第34節が24日に行われ、首位を走るリーズは「2」ポイント差で2位につけるシェフィールド・ユナイテッドと対戦した。14分にGKイラン・メリエのオウンゴールで先制を許したリーズだったが、72分に右からのクロスに飛び込んだジュニオル・フィルポのヘディングシュートで試合を振り出しに戻す。
89分には右CKを獲得すると、ファーサイドで待ち構えていた田中が味方選手のフリックを頭で押し込み、土壇場で逆転に成功。その後1点を追加して3−1で試合を締め括ったリーズは5連勝を達成し、シェフィールド・ユナイテッドとの勝ち点差を「5」に広げた。
今シーズンのリーグ戦3ゴール目をマークし、首位攻防戦の勝利に大きく貢献した田中。データサイト『Sofascore』によると、この日の田中はキーパス「2本」、ビッグチャンスクリエイト「1回」、インターセプト「3回」、タックル「2回」など攻守両面において好スタッツを記録。10点満点の採点では両チーム通じて2番目に高い「7.9点」という高い評価を受けている。
現地メディアからの評価も上々だ。『ヨークシャー・イブニング・ポスト』は10点満点中「7点」を付けた上で、「立ち上がりは不安定で中盤をコントロールできなかったが、徐々に実力を発揮し、重要なゴールを決めた」とパフォーマンスを総評。また、『Leeds Live』も「7点」を付けつつ、「ボールを上手く循環させ、62分にホームチームがゴールに迫った時にはボールを奪取した。ヘディングシュートはタイムリーだった」と評価している。
田中の活躍もあり、首位の座を固めたリーズ。3月1日に控える次節ではホームでウェスト・ブロムウィッチと対戦する。
【ハイライト動画】田中碧が劇的逆転弾! リーズが首位攻防戦を制す