日本音楽産業のグローバル化へ業界団体とトヨタがタッグ アーティストの人材育成、海外でのライブ活動を支援

0

2025年02月25日 13:38  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

「MUSIC WAY PROJECT」記者会見に出席した(左から)豊田章男氏、村松俊亮氏 、都倉俊一氏(C)ORICON NewS inc.
 一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(略称:CEIPA)とTOYOTA GROUPは25日、都内で記者会見を開き、音楽産業のグローバル化、持続的な成長支援・推進する共創プロジェクトとして「MUSIC WAY PROJECT」を共同で展開していくことを発表した。

【写真】記者会見に出席した豊田章男氏ら

 同プロジェクトはコロナ禍によるライフスタイルの変化や、ストリーミングビジネスの仲長により、エンタテインメントコンテンツの市場規模は拡大していく中、日本のコンテンツをもっと世界に発信するべく、日本音楽の未来を切り開いていく若者たちが進む「道」を共創し、本質的のグローバル化・持続的な成長を推進することが狙い。

 会見にはCEIPAの村松俊亮理事長、TOYOTA GROUPの豊田章男代表、作曲家で文化庁長官の都倉俊一氏が出席。主な活動内容として、国内大学と連携した学生向け講座や業界若手人材向けオンライン講座を展開していくほか、国内アーティストの活動をサポートするための海外拠点の充実などが紹介された。

 さらには本年秋に開業する「TOYOTA ARENA TOKYO」を活用するほか、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの各都市にて日本音楽の魅力を伝えるショーケースライブを展開。さらに、TOYOTAGROUPの海外拠点と連携し、海外活動の足掛かりとなる活動をサポートしていくという。

 豊田代表は「若者たちの活動にいつも胸を躍らされている。日本のエンタメが世界で闘おうとしていることを知り、純粋に応援したいと思った」と今回のプロジェクトの経緯を明かし、「車には数値で表すスペックというものがあるが、私が考える車の良さは数値だけでは表せない。車はもっとエモーショナルなもの。音楽にはストーリーがある。トヨタグループとしては音楽から多様なことを学び、日本のエンタメがもっと世界に認められるものになるためになにかお手伝いができれば」と意欲を見せた。

    ニュース設定