海辺の街で保護された兄弟猫…1匹のつもりが2匹を家族に “警戒心の兄”と“イタズラ弟”で波乱の幕開け、3年後は?

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2025年02月25日 14:30  まいどなニュース

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子猫時代、頬を寄せ合ってくつろぐ南南くん(左)と真良くん(右)(画像提供:まよなんさん)

キジトラの「真良(まよ)」くんとキジ白の「南南(なんなん)」くんは、血の繋がった兄弟。元保護猫です。2021年7月、飼い主・X(ツイッター)ユーザーまよなんさん(@mynn0706)の家族に加わりました。

【写真】子猫時代の兄弟猫たち…生後推定2カ月を迎えるころ、飼い主さんと暮らしはじめました

飼い主さんは、幼少期、猫と暮らした経験がありました。それでもふたり一緒にお迎えすることは、大きな決断だったといえるでしょう。それには、真良くんと南南くんが保護された経緯に心を動かされた背景があるようです。詳しいお話を伺いました。

兄弟猫とともに新たな生活をスタート

真良くんと南南くんとは、保護団体を通じて出会いました。

「真良と南南は、海辺の町で保護されたそうです。その地域では、捨て猫や野良猫が多く、ふたりも捨てられた可能性が高いと……。その背景を聞いて、当初はひとりだけお迎えするつもりだったのですが、ふたり一緒に迎え入れることを決めました。留守番するとき、ふたりのほうが寂しくないとも思ったのです」

こうして、ふたりは生後推定2カ月を迎えるころ、飼い主さんとともに暮らしはじめました。新しい生活は、波乱の幕開けとなったようで……!?

「真良は、とても警戒心が強く、なかなか心を開いてくれませんでした。一方、南南はとにかくイタズラ好き。 壁を傷つけたり、物を壊したり……。当初は、とても大変でした」

そうした苦労がありながらも、真良くんと南南くんは、何ものにもかえがたい喜びをもたらしてくれたといいます。

「ふたりの成長を間近で見守ることができました。毎日、順調に体重が増え、ふたりで元気に遊ぶ姿を見ることができてとてもうれしかったです」

真良くんと南南くんは、少しずつ飼い主さんとの距離を縮めながら、家での生活に慣れてくれました。

ふたりに寄り添いながら、家族として深める絆

真良くんと南南くんは、3歳7カ月を迎えました。

成長するにつれて、それぞれの個性がはっきりとわかるようになっていったそうです。

「真良は、食べることが大好きで、おしゃべりな性格です。南南とケンカをするときは、にらみをきかせて目を逸らさず、鳴き声や行動で自分の主張をしっかりと示す、頼もしい一面があります」

「一方、南南はイタズラ好きな甘えん坊。在宅ワーク中の夫に一日中まとわりつき、次から次へと新しいイタズラを繰り出して楽しんでいます。それでも、真良に寄り添い、優しく毛づくろいをする姿も見せる心優しい子です」

飼い主さんによると、真良くんにはてんかん発作やアレルギーなどの持病があるそうです。そのため、普段からケアを怠らず、「南南と一緒に少しでも長く暮らせるように」と願いながら日々寄り添っています。

「できれば、真良と南南が大きな窓から自然をゆっくりと眺められる家に引っ越したいと考えています。我が家の暮らしは、ふたりを中心に回っています」

ふたりとともに過ごす日々は、飼い主さんにとってかけがえのないものです。これからも真良くんと南南くんが穏やかで幸せな日々を重ねていけますように。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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