「無印良品 イオンモール橿原」イメージ 無印良品の世界最大店舗とし、3月1日にオープンする「無印良品 イオンモール橿原」の内部ゾーンマップが25日、公開された。
【画像多数】古本も買える! 世界最大の「無印良品」外観&内部イメージ 同店は、イオンモール橿原ウエスト・ビレッジに登場し、売場面積2484坪(8201平米)、従来店舗の約10倍の規模となる。世界最大の面積となり、無印良品の衣・食・住に関する幅広い商品を、暮らしのシーンごとに分けたゾーンで展開。色違い、型違い、サイズ違いの大型商品も本体からパーツまで一覧で実物をそろえるなど、店舗全体がひとつのカタログのような構成となる。営業時間は、午前10時〜午後8時(本と喫茶エリアは午前8時〜午後8時)。
■主なゾーン
(1)ReMUJI
無印良品の循環推進の拠点となり、5つの活動を通して資源循環に取り組む。
1「資源回収」
無印良品では衣料品や生活雑貨の一部商品を対象に、不要になった商品を店舗で回収し、より長く使っていただけるように、リユース・リサイクル活動に取り組んできた。橿原店では無印良品製品の回収対象を家具・生活雑貨・服飾雑貨(※)へとさらに広げる。(※)コード式電化製品や衛生用品など一部商品を除く
2「リユース品販売」
店舗で回収した、まだ使える衣料品や生活雑貨、服飾雑貨をリユース販売。衣料品は洗い直したり、染め直しやつなぎ合わせをすることで新たな形へと生まれ変わらせる。生活雑貨はクリーニング・検品をして、もう一度店頭に並べる。
3「わけあり品販売」
倉庫や工場での検品工程で見つかった、汚れやキズのある商品を、お手頃な価格で販売。使う上では問題がないものを無駄にせず、必要とする方へ届ける。
4「古家具販売」
国内外で大切に使われ、一度役目を終えた家具や道具にクリーニング・リペアを施し販売。新品とは違う風合いや、時を重ねた表情はそのままに、捨てるのではなく、また誰かの手にわたるよう、丁寧に繕う。
5「古本販売」
本の価値を次へつなぐ、古本販売を行っていく。約2万冊を店頭に並べ、思いがけない1冊と出会える場を提供。大切に読まれた本が、また次の誰かのくらしの中で開かれるようにしていく。
(2)本と喫茶
日本出版販売株式会社が運営する「橿原書店」と無印良品のレストラン・カフェ「Cafe&Meal MUJI」を融合させた無印良品初となるブックカフェ。約10万冊の新刊、話題書、定番書が並ぶ書店と、地域の食材を使ったおにぎりや丼ぶり、お茶やコーヒー、アイスクリームが楽しめる。レジは無印良品と共通。
1 奈良ゆかりの人が選ぶ「未来に贈りたい本100冊」
奈良や橿原にゆかりのある人々が、次の世代へ贈りたい1冊を選定。それぞれの本は「なぜこの本を贈りたいのか」という想いもあわせて展示、販売。地域の子どもたちに贈る「あしなが本屋さん」も同時開催。
2 まちの本棚
奈良が舞台の小説、橿原ゆかりの物語を通して「まちの魅力」をマップで可視化して共有。人と文化のつながりを大切にし、まだ本にはなっていない新たな地域のものがたりをつくる。
3 地域商材の取り扱い
奈良の伝統工芸品や特産品、奈良ゆかりのクリエイターの作品や、吉野木材を使った木製玩具、地域での取り扱いも少なくなってきているおみやげ物のはにわなどを展開し、地域の魅力を本以外からも発信。
4 コーヒーとともに
ミルクにも合う、深煎りの程よい苦味とコクが特長のオリジナルコーヒー「奈良ブレンド」を用意。「Cafe&Meal MUJI」で人気の焼きプリンにジャージー牛乳のアイスをのせ、奈良ブレンドのエスプレッソをかけた「アフォガートプリン」などのデザートのほか、奈良県産のお茶をつかったドリンクなどオリジナルメニューも。
(3)集いの場 「Open MUJI」
店内中央の自然光が差し込む天窓の下に、地域の人たちの集いの場として「Open MUJI」を展開し。地元の自然を生かした吉野杉で作られたぬくもりのある空間に、自由に手に取っていただける約1万冊の絵本・児童書を用意。大人も座ってゆっくり過ごせる。
イベント 吉野杉を中心とした展示
店内の造作環境には奈良県産材をふんだんに使用。その中でも、「Open MUJI」で使用している吉野杉は、良質な杉として建築材に古くから用いられている。また、良品計画では、吉野町に地域と共創しながら作る宿泊滞在空間「MUJI room SAKAMOTOYA」の開業を予定する。
イベント つながる市
店頭のエントランスピロティや店内では、地域と交流やつながりを深め、マチとヒトとモノをつなぐ「つながる市」や、さまざまな掘り出し物が見つかる蚤の市などのイベントを開催。つながる市では地域で育てた旬のおいしい野菜や果物を生産者が対面で販売する。