完全買収が協議の起点=USスチール問題で日鉄社長

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2025年02月25日 17:01  時事通信社

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時事通信社

記者団の取材に応じる日本製鉄の今井正社長=25日午後、東京都中央区の鉄鋼会館
 日本製鉄の今井正社長は25日、USスチールに関する米政府との協議について「基本的なスタートは現在の(完全買収による)合併契約になると思う」と述べ、計画通り買収を目指す考えを示した。トランプ米大統領との会談日程に関しては「現時点で何も決まっていない」と明らかにした。東京都内で記者団の取材に応じた。

 日本製鉄によるUSスチール買収計画を巡っては、トランプ大統領が7日の日米首脳会談後の記者会見で「(日鉄が)所有ではなく、大きな投資をすることで合意した」と発言。その後、「過半出資することはない」とも述べ、少額出資であれば反対しない姿勢を示している。

 こうした発言に関し、今井氏は「出資すればこそ大きな投資判断もできる。そういった意味で日鉄とUSスチールは合併契約に至っている」と指摘。その上で「トランプ大統領に(現在の買収計画を)了承してもらうため、どういったことができるか米国政府と話をする段階に今はある」と強調した。交渉窓口は「ラトニック商務長官になると思う」とし、「これから、協議に入ろうとしているところだ」と説明した。 

このニュースに関するつぶやき

  • ん?石破は日鉄の意志を無視してトランプ大統領と合意したってことかね。国のトップ同士が合意したことを、一企業が覆すのは難しいぞ。
    • イイネ!9
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