元中国外交官ら再逮捕＝給付金詐取容疑、総額３億円か―警視庁

　元中国外交官らが国の新型コロナウイルス対策給付金を詐取したとされる事件で、ほかにも計約１６００万円をだまし取っていたとして、警視庁公安部は２５日、詐欺容疑で、飲食店運営会社「東湖」社長の徐耀華容疑者（６２）ら男２人を再逮捕した。

　捜査関係者によると、徐容疑者らの不正受給総額は約３億円に上るとみられ、公安部は実態解明を進める。同容疑者は１９８０年代に外交官として在日中国大使館に勤務していた。

　ほかに再逮捕されたのは元同社経理担当社員の小島敬太容疑者（２８）。公安部は２人の認否を明らかにしていない。

　再逮捕容疑は２０２０年１１月〜２２年１１月、同社の従業員３人の勤務日数を実際よりも少なく偽って新型コロナ関連の給付金を申請させ、計６７回にわたり計約１６００万円を詐取した疑い。