台場トリエンナーレ10月開催見送り　共催辞退のフジテレビ「残念に思います」

東京都は25日、実行委員会と都が10月から共催予定だった国際芸術祭「東京お台場トリエンナーレ2025」について、実行委事務局のフジテレビから「準備の継続が困難だ」と申し出があったと発表した。10月からの開催は見送られる。

フジテレビは実行委員を辞退する。同局は取材に対し「今般の事情を踏まえ、準備の継続が困難であることから共催辞退を申し入れました。東京お台場トリエンナーレ実行委員会として、東京都と共催を辞退、解消するに至ったことを残念に思います」とコメントした。

都は背景に元タレント中居正広氏のトラブルに端を発する問題があるとみている。現在の枠組みを見直し開催を目指すという。

トリエンナーレは10月18日〜12月25日、フジ本社や都立台場公園などを会場に現代美術家らの出展を予定していた。都の担当者は「10月18日からの開催は難しい。いつから始められるかは調整中だ」と説明。場所については、お台場エリアを中心としつつも臨海部に広がる可能性があるとしている。