最貧国の債務減免を=デフォルトリスク高まる―国連機関
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2025年02月26日 07:02 時事通信社
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干ばつにより干上がった川で水を得るために穴を掘る人=2024年8月、ジンバブエ東部(EPA時事) 【ケープタウン時事】国連開発計画(UNDP)は25日公表したリポートで、途上国の債務の利払い負担が17カ国で歳入の20%を超え、デフォルト(債務不履行)リスクが高まっていると警告した。その上で、最貧国を対象とする債務減免の必要性を訴えた。
南アフリカのケープタウンで26日開幕する20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、アフリカに集中する低所得国の過剰債務問題が主要議題の一つ。UNDPによると、世界で最も貧しいサブサハラ(サハラ砂漠以南のアフリカ)諸国では、歳入に占める利払い負担の割合が過去10年で3倍に膨張した。
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