“音無師×松若騎手”師弟タッグがラスト重賞 チューリップ賞で有終の美を飾るか
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2025年02月26日 08:00 netkeiba
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音無秀孝調教師(写真左、撮影:稲葉訓也)と松若風馬騎手(写真右、撮影:下野雄規) 3月2日(日)のレースを最後に定年となる音無秀孝調教師が、チューリップ賞(3歳牝・GII・芝1600m)にサウンドサンライズ(牝3)で参戦する。
音無調教師は79年に騎手デビュー。JRA通算で1212戦84勝。85年にはノアノハコブネでオークスを制した。そして95年に厩舎を開業すると、同年の北九州記念をイナズマタカオーで制し、重賞で初勝利。06年の高松宮記念のオレハマッテルゼでGIトレーナーの仲間入りを果たした。その後もカンパニーやミッキーアイル、クリソベリルやインディチャンプなどの名馬を手掛け、10年には全国リーディングも獲得。ここまでJRA通算で8746戦996勝の成績を残している。この勝利数は現役に限ると国枝栄調教師に次いで2位、栗東所属では1位となる。
チューリップ賞にはサウンドサンライズを送り込む。23年の小倉大賞典を制したヒンドゥタイムズの半妹となる血統馬。昨年11月のデビュー戦は好位から抜け出しての快勝だった。続く前走のエルフィンSは7着に終わったが、出遅れて流れに乗れなかった印象。課題のスタートを決められれば、大幅な前進があっても不思議はない。
音無調教師は同日の中山記念にもカラテをスタンバイさせている。ともに伏兵ではあるが、ラストデーの2重賞に管理馬を送り込めるのは「さすが名伯楽!」といったところ。とりわけサウンドサンライズは愛弟子・松若風馬騎手とのタッグだから、勝てばこれ以上ないドラマだ。有終の美となることを願いたい。
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