ソシエダ加入から2年半、今なお続く久保建英の“不敗神話”…現地紙も「真のお守り」と注目

　レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英の不敗神話に注目が集まっている。

　現在23歳の久保は10歳の時に世界屈指の名門バルセロナの下部組織に入団。その後はFC東京や横浜F・マリノスでのプレーを経て、2019年夏にこちらも世界屈指の名門レアル・マドリードへの完全移籍加入を果たした。しかし、各国のタレントが集う“白い巨人”で定位置を確保することはできず、レンタル移籍を繰り返す日々に。結局、トップチームでの出場がないまま、2022年夏にレアル・ソシエダへ活躍の場を移した。

　バスクの名門ではすぐさま主力に定着し、ここまで公式戦通算121試合出場23ゴール17アシストをマーク。初年度から10年ぶりのチャンピオンズリーグ（CL）出場権獲得に貢献すると、在籍3年目の今シーズンも36試合出場7ゴール3アシストを挙げるなど中心選手として存在感を放っている。

　そんな久保のとあるデータに注目が集まっている。久保は2022年夏のレアル・ソシエダ加入以降、ここまで公式戦22試合でゴールネットを揺らしているが、その22試合のチーム戦績は21勝1分。なんと久保がゴールを決めた試合では2年半近く無敗を維持しているのだ。スペイン紙『マルカ』はこのデータを紹介しつつ、「日本人スターはレアル・ソシエダにとって真のお守りとも言うべき存在だ」と伝えている。

　そんなレアル・ソシエダは現地時間26日に行われるコパ・デル・レイ準決勝ファーストレグでレアル・マドリードと対戦。クラブとしては頂点に輝いた2019−20シーズン以来の決勝進出を目指す一戦となるが、久保にとっては古巣との直接対決となる。マルカは「レアル・ソシエダのファンはレアル・マドリードとの非常に重要な試合において、間違いなく久保にゴールを決めて欲しいと願っていることだろう」と指摘している。

　久保は古巣相手にゴールを決め、レアル・ソシエダに勝利をもたらすことができるだろうか。注目の一戦は日本時間27日の午前5:30にキックオフされる。


【ハイライト動画】久保建英の不敗神話は継続！　ソシエダがレガネスに3発完勝