中山記念史上最高齢Vなるか 9歳古豪が9か月ぶり実戦で久々の白星狙う

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2025年02月26日 19:00  netkeiba

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9歳でも衰え知らずのボッケリーニ(24年1月撮影、ユーザー提供:TKさん)
 重賞3勝の実績を誇るボッケリーニ(牡9、栗東・池江泰寿厩舎)が、中山記念(4歳上・GII・芝1800m)の史上最高齢制覇を狙う。

 ボッケリーニは父キングカメハメハ、母ポップコーンジャズ、母の父ダンスインザダークの血統。母は03年のスイートピーSで2着、オークスで6着の活躍馬。半兄のラブリーデイは15年の宝塚記念と天皇賞(秋)を制するなど重賞を6勝している。

 ここまで31戦7勝。重賞は20年の中日新聞杯、22年の目黒記念、23年の鳴尾記念と3勝している。その一方で詰めの甘さが顕著だ。抜け出すと気を抜く面があり、重賞の2着は何と8回。とりわけ23年の秋以降の5戦のうち、京都大賞典、チャレンジC、AJCC、鳴尾記念の4戦は全てタイム差なしの2着となっている。昨年8月の札幌記念を競走除外となったため、今回は同6月の鳴尾記念以来、約9カ月ぶりの実戦。しかも2000m未満を走るのは21年の中京記念以来、実に約3年8カ月ぶりとなる。それだけに楽な戦いにはならないだろうが、力を出し切れれば上位争いになっていい。

 今年で99回目を迎える中山記念だが、最高齢制覇は07年のローエングリンと09年のカンパニーの8歳。9歳以上は一度も勝ったことがなく、グレード制が導入された84年以降に限ると、8頭が出走して08年のアサカディフィートの10歳での5着が最高着順となっている。ボッケリーニはレース史に新たな1ページを刻むことができるか。衰え知らずの古豪の、若手に負けない熱い走りを期待したい。

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