横浜FC、敵地での“ダービー”で初勝ち点を獲得! 主将・駒井善成「しぶとく戦えたことは評価できる」

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2025年02月27日 00:04  サッカーキング

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[写真]=兼子愼一郎
 明治安田J1リーグ第3節、横浜F・マリノスと横浜FCによる“横浜ダービー”が2季ぶりに行われた。水曜日のナイトゲームに約1万7000人の両サポーターが詰めかけた中、結果はスコアレスドロー。これで公式戦通算対戦成績は横浜FMの7勝、横浜FCの3勝、2引き分けとなった。

 横浜FCはキックオフ直後に鈴木武蔵が負傷し、ジョアン・パウロとの交代を余儀なくされる。開始10分まではほぼワンサイドゲームで押し込まれていた中、前からの果敢な守備で徐々に盛り返し、得意のセットプレーで相手ゴールを再三脅かした。最後までゴールネットを揺らすことはできなかったが、四方田修平監督は「苦しい時間帯も粘り強く、最後まで攻守に全力を尽くした」と選手たちの奮闘ぶりを高く評価した。

 勝ち点1を分け合った形だが、試合後のゴール裏の反応は対照的だった。横浜FMはリーグ戦開幕から3試合勝利なしとなり、大きなブーイングがスタジアムに鳴り響いた。一方の横浜FCは大きな拍手で選手たちを称え、メインスタンドで観戦していたサポーターも含め一体となった「フリエ」コールが送られた。キャプテンを務める駒井善成は「サポーターは『勝ち点3を取ってほしい』『ダービーは負けたくない』というプライドを持って、その思いを乗せて応援してくれていたと思います。勝ち点1という結果に対しては残念がっていると思っていますけど、その気持ちを受け止めて次につなげていきたい」と話す。「ダービーということを考えると勝ち点1は残念な結果ですが、長いリーグ戦で考えた時にこの勝ち点1は大きい。後半からはヤン・マテウス選手、エウベル選手、植中(朝日)選手とパワーがある選手たちが入ってきた中でも跳ね返して、しぶとく戦えたことは評価できる勝ち点1だと思います」とドローを前向きに捉えた。

 過去の横浜ダービーを振り返ると、敵地では二度の0-5(23年 第7節/21年 第11節)や8失点を喫しての大敗(07年 第19節)もあった。リーグ戦では5度目の対戦で、記念すべきアウェイ初の勝ち点となる。四方田監督は「苦しい時間帯に横浜FCサポーターの声援が力になって取れた勝ち点1だと思います。そういった意味では、横浜ダービーの中で一歩を踏み出せた」と前を向いた。


【ハイライト動画】激闘の“横浜ダービー” 横浜FMvs横浜FC


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