2月22日(現地時間、以下同)、ドジャースの大谷翔平選手(30)がハワイの高級リゾート開発の着工式に参加した様子が、デベロッパーの公式サイトで公開され(現在は削除済み)、妻・真美子夫人と愛犬・デコピンを伴った仲睦まじい様子に注目が集まった。
「デベロッパーの公式サイトによれば、着工式は今年の1月4日に開催されたそうです。大谷選手は“最初の居住者”と紹介されており、別荘は来年に竣工予定とのこと。着工式には他の居住者やデベロッパー関係者、ハワイ州知事、市長などが参加したようです」(在米ジャーナリスト)
公開された複数の写真には、ハワイアンレイを首にかけた大谷夫妻のショットも。大谷はデコピンを抱き、真美子夫人は両手にシャベルを持ち、嬉しそうな表情を浮かべていた。
どこから見ても幸せいっぱいの家族写真だが、振り返ると真美子夫人にとっても、激動の1年だった。
大谷がインスタグラムで結婚を発表したのは、約1年前の’24年2月29日(日本時間)のこと。当初のポストでは《お相手は日本人女性です》としか明かしていなかったが、昨年3月に韓国での開幕戦に向かう直前に“夫婦ショット”を公開したことで真美子夫人の素性が判明。日本中が祝福ムードに包まれた。
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しかし、それも束の間。開幕戦が始まった直後に大谷の通訳を務めていた水原一平被告(40)が違法賭博に関与していたことが発覚。球団は水原被告を解雇するなど余波が広がるなか、真美子夫人は傷心の大谷を励まし続けたという。
「事件が明るみになったのは、昨年3月の韓国遠征時でした。ロッカールームで水原被告の告白を聞いた大谷選手は、激しく動揺していたと聞きました。真美子夫人も大きなショックを受け、思わず涙を流してしまったといいます。ですが、“一番辛いのは翔平さんだ”と思い直し、彼の精神的ダメージや今後の不安をどうやったら取り除けるか考えたそうです。
水原被告が球団から解雇された翌日には、観客席で精いっぱい応援する大谷選手の両親と真美子夫人の姿が目撃されています。真美子夫人は、裏切られた大谷選手を米国で1人で支える不安を義母の加代子さんに相談したところ、“あなたなら絶対大丈夫”などと優しく励まされたそうです。韓国からの帰路では、大谷選手に寄り添うような真美子夫人の柔らかい笑顔が印象的でした」(前出の在米ジャーナリスト)
慣れない米国で頼りにしていた水原被告とその妻の存在も失い、1人で大谷を支えることになった真美子夫人だが、次第にチームに溶け込んでいった。
「ドジャース夫人会のインスタグラムでは、集合写真に真美子夫人が登場することもしばしば。徐々に交友関係を広げているようで、ワールドシリーズ中にはムーキー・ベッツ選手の妻・ブリアンナ夫人とフレディ・フリーマン選手の妻・チェルシー夫人と撮影した“MVPトリオショット”も話題を呼びました」(前出の在米ジャーナリスト)
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■真美子さんが明かしていた「将来の夢」
咋シーズンは右肘手術の影響で“二刀流”を封印するも、前人未到の「50本塁打-50盗塁」を達成、ナショナルリーグのホームラン王と打点王のタイトルを獲得するなど次々と記録を更新した大谷。ワールドシリーズを制覇したチームに大きく貢献し、昨年11月にはナ・リーグMVPを満票で受賞の快挙を成し遂げた。受賞の瞬間、大谷はソファーに座って真美子夫人とデコピンとともに笑顔で発表を聞き、2人はグータッチを交わした。
さらに、おめでたいニュースが続く。昨年12月29日に大谷は自身のInstagramで真美子夫人の第一子妊娠を発表。《もうすぐ家族に小さなルーキーが加わるのが待ちきれません》のコメントとともに、エコー写真やピンク色のベビー服とベビーシューズの写真を公開した。
高校時代に作成した「人生設計シート」では、28歳で男の子誕生、31歳で女の子誕生、33歳で次男誕生と記していた大谷。また、真美子夫人も’20年に、ベースボール・マガジン社が発行したアスリートカードのQ&Aで、“将来の夢”について『お母さん!』と回答しており、親になるのは2人にとっての悲願だった。
そして冒頭のハワイの着工式まで、短い安息の時間を過ごすが、1月7日にロサンゼルス近郊を大規模な山火事が襲う。甚大な被害を出した火災の範囲は200平方キロメートル以上におよび、29人が死亡したほか、被災した建物は1万8000棟を超えた。
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「大谷選手は1月17日、山火事の被災者支援のため50万ドル(約7800万円)を寄付しました。さらに31日には山火事で甚大な被害を受けた高級住宅街・パシフィックパリセーズの消防署を同僚選手たちとともに訪問。現地の消防隊員たちへ流暢な英語で感謝を伝え、消防隊員との写真撮影やサインに応じました。
26日(日本時間)ニューヨークで開催された”BBWAA(全米野球記者協会)ニューヨーク支部主催の晩さん会”にも出席予定でしたが、”山火事を考慮した個人的な理由”で欠席。花巻東高校1年生のときに東日本大震災を経験していることから、被災地への思いは誰よりも強いのでしょう」(前出の在米ジャーナリスト)
■水原被告の事件について大谷は「僕の中ではまだ終わっていない」と述べながらも…
2月2日に出席したファンイベント『ドジャーフェスト』では、山火事発生時には真美子夫人とデコピンとともに約2週間、避難していたことも明かした大谷。本来ならオフシーズンでのんびり休息できるはずだった大谷夫妻だが、地元の山火事だけではなく、水原被告の判決も待っていた。
現地時間2月6日、水原被告に4年9カ月の拘禁刑と大谷の口座から不正送金した約1700万ドル(26億円)とほぼ同額の賠償金が命じられた。水原被告は3月24日までに出頭し、刑務所に収監される予定となっている。
昨年12月29日に放送された『NHKスペシャル』(NHK総合)のインタビューでは、水原被告の事件について「僕の中ではまだ終わっていないというか、まだ続いていることではあるので」と語っていた大谷だがーー。
「2月11日(現地時間)のキャンプインに向けて、2月3日から2月8日まで6日連続で自主トレーニングを行ってきた大谷選手は9日、束の間のオフを過ごしました。この日はトレーニングウェアに着替えず私服でキャンプ施設に現れ、そばには真美子夫人と愛犬のデコピンの姿も。大谷選手はテニスボールを投げるなどしてデコピンや山本選手の愛犬と戯れ、終始笑顔を浮かべていました。
妊娠公表後初めて報道陣の前に姿を現すこととなった真美子夫人は、そんな大谷翔平とデコピンを優しく見守っていました。出産は春頃と見られており、近い将来は家族も増えます。今年こそは真美子夫人が二刀流復活のサポートと育児に集中できることを願うばかりです」(前出の在米ジャーナリスト)
結婚発表から間もなく1年となる大谷夫妻。今シーズンも夫婦のチームワークで目標に突き進んでいくことだろう。
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