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上司や同僚にミスを押し付けられるなど、自分がやっていないのに責められたことはあるだろうか。濡れ衣を着せられたという50代男性(システムエンジニア)から、怒りの投稿が寄せられた。
「とある支所に一時的に在籍させていただいた時のお話」と書き出し、入退室時に使用する「カードキー」をめぐるトラブルを振り返った。(文:天音琴葉)
警察に届けを出し、部長から「お怒りの電話」も…
その職場で男性にはカードキーがなかった。そのため休憩やトイレに行くたびに、毎回責任者を呼び出し、ドアの開閉をしてもらっていたそうだ。しかしこれでは責任者にも負担がかかる。すると、ある日からゲスト用のカードキーを貸与されるように。
「セキュリティーの観点から毎日、責任者に返却して帰っていたのですが、面倒だったのか、返却されても困るとの事で、引き出しに入れて帰ることを責任者と話し合いの末決めました」
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責任者がそう言うなら、従うしかない。やがて数週間が経った。
「ある日、朝出勤すると引き出しからカードキーがなくなっています。元々ゲスト用だったので、責任者にゲストに貸したのか相談したところ、大逆上され部長からお怒りの電話が……」
ゲスト用のカードキーは男性以外も使用することができたようだから、おそらく引き出しに鍵はかかっていなかったのだろう。そもそも「返却されても困る」と拒んだのは責任者だったはずだが、男性一人にこの問題を押し付けた。
「自宅で探したり警察に届けたりと奔走するも見つからず、責任者が怒ってるから自宅待機とされました」
悔しかったに違いない。それから数日が経った。
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「長く説教された上に始末書まで書かされトホホな日々を送っていたところ、部長からカードキー見つかったとの連絡が……」
部長「ビルの管理人から連絡があって」→「拾得物なんか受け取ってない」と管理人
カードキーが見つかりホッと安堵したのも束の間だった。
「見つかった場所が問題でした、私が行くはずの無い場所から出てきたのです」
カードキーの発見場所の他に、もう一つ不可解な点があった。
「ビルの管理人から支所に連絡があって取りに行った」と部長から報告を受けた男性は、この言葉に首を傾げた。なせなら管理人室に紛失した旨を伝えており、見つかった時のために自身の携帯番号を渡していた。もし本当に管理人が見つけたのなら、「(自分に)連絡がなく、何故いきなり支所に?」と疑問に思った。
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そこで男性はすぐに管理人室に確認の電話をかけた。すると管理人から驚きの返答があった。
「ここ1か月で拾得物なんか受け取ってないよ」
誰かが嘘をついているのだろうか。
「裏の事情が何がどうだったのか、私に知る由もないですが、飛んだ濡れ衣だった事は間違いなさそうです。現在、別の部長の下で元気に働く日々です」
思い出すたびにモヤモヤするだろうが、真相がわからない以上、気に病んでも仕方がない。水に流し、前向きに仕事に取り組んでいるようで何よりだ。
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